就活の選択は夢がなければ適当に

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就職活動を始めようとする人は新卒や第二新卒などの社会経験が不足している人たちがいます。自分が何をやりたいのか、何ができるのかよくわからない段階で安易に会社を決めてしまう。それも一つの選択肢ではあります。
いい会社に入社したいと誰もが思うことですが、入社してみないと自分にあっているのか、同僚は付き合いやすい人たちなのか、教育はしっかりしてくれるのかなどはわかりません。
結構ギャンブルなので何も考えずにくじ引きの様に会社を決めてしまうのもありです。もちろんその適当に選んだ会社があなたに内定するのは別問題ですが…。

ただし、その場合どうしてもハズレを引く可能性もあります。大学生ぐらいだと社会との接点といってもアルバイトぐらいで、正社員というのがどういうものなのかと言うのは意外に把握できていません。
アルバイトで20万円ぐらい稼げると、大卒の初任給がそのくらいだと知ると「アルバイトでずっと生活できるのではないか」などど考えてしまいます。
経験も無く、税金の知識も無いのでアルバイトが年収で言うと相当低いということに気づきません。
ただなんとなく入社して給料をもらい続け、自分の同級生がどのくらい給料をもらっているか把握できずに日々惰性で過ごす。無目的のようですが、生活ができるのであればそれでもかまいません。今の会社が自分に満足ができる範囲であることを理解してそこに安住するのであればある種の理想郷です。


自分のやりたいことや目標がでた場合には、そういういい加減な方法での就活はおすすめできません。やりたいことと会社で業務としてやらなければならないことにあまりギャップがありすぎると、人はすぐにやる気を失ってしまいます。
例えばよく聞くのが、プログラマーで雇用されたはずなのにエクセルの入力ぐらいしか仕事がないとか、客先常駐で薄給で働かされる場合です。
重要な部分はまかせることができないので、スキルが無くても誰でもできる仕事を割り与えられて、「もうしばらくしたらきちんとした仕事を振るから。」とか「今は踏ん張り時だ。だれでも通る道だよ。」などど甘い言葉をかけられながら、ふと周りを見渡すと自分よりもかなり年上の先輩も同じような仕事しかしていない…。

だまだされた!ではないのです。あなたが簡単にできるリサーチをしていないだけ。大げさな「未経験者でもすぐに年収●●●万円!」とかのあおり記事やYouTuberの「私は簡単に成功しました。」という話だけしか信じてはいけません。日の当たる場所があれば陰になる場所も当然存在します。
我慢すればいつか夢がかなうこともありますが、大抵はただ単に消費されるだけです。

本当にこうなりたいという夢があるのであれば、自分の働こうという会社の業種、募集している部署、自分がつくと思われる業務についてキチンと調べてみることをお勧めします。

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