大学の授業料の未払いは最後どうなる?

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私が所属していた大学では、前期は5月末、後期は10月末が授業料の支払いの期限になります。それまでに授業料が未払いの場合は事務方から保護者に連絡が行き、何度か催促されます。最終は前期の場合は11月中旬です。前期の授業が終了してから、日本人であれば一年ぐらいは待ってもらえます。
Fラン大学は学生に負けず劣らず保護者もアレな人もいるため、授業料の未払いも多いです。未払いの理由は、ついうっかりとかお金が払えないなど様々です。未払いの場合は当然保護者に連絡が行きますが、学生にそのことを伝えるかどうか結構難しい問題であったりします。保護者によってはお金が払えないことを学生本人には言わないでくれという方もいます。

授業料を払えない場合は除籍か休退学

最終的には何とか工面して支払われる場合がほとんどですが、どうしても払えない学生もいて、最終的に授業料を払えない場合は除籍(退学)になります。さすがに年間に何人もいるわけではないですが、授業料を最終的に払えないのは授業に出てこない学生や留学生などが多いです。
今大学は教員が担任というか学生の担当を決められます。4年生のゼミ生だけではなく、1~3年生も担任を割り当てられるのです。授業料が払えない学生に対しても対応をしなければならないときもあります。
私は担任を持たなかったのですが、授業料が払えないネパールからの留学生のA君という学生がいました。理由は定かでありませんが、授業料を払わず、面談してもなぜ払えないかの理由を言いません。しかし、期限がくるまでに授業料を払わない場合は除籍です。本人も困ってしまいますが、担任も困ってしまいます。
授業料を払わず、除籍を避ける方法は休退学の手続きをするしかありません。理由があればある程度までは 猶予してくまれます。連絡なしの場合は期日を過ぎれば除籍です。留学生のA君は電話にもでなくなり、担任とはLINEで連絡を取っていたのですが、既読にもならず連絡がつかなくなってしまいました。
結局どうにもならず除籍ととなってしまいました。

留学生は授業料分の仕送りを遣ってしまうのか大学に残りたいというもののどこからか工面できなければ退学になってしまいます。日本人の場合は授業にでず、しかも休学にしない学生が多く、授業料の請求が続いてしまいます。自分で生活費と授業料を払うと保護者と約束している学生もいますが、大抵の場合、アルバイトが本業になってしまって学校に来なくなります。

私立大学の場合は授業料+教育充実費

私の所属していた大学の場合、国立大学とほぼ同じ授業料に加えて、教育充実費がかかります。
教育充実費は、大きい私立大学だと結構な額であるのですが地方私立大学ではそんなに大金を請求できません。なにもしなくても受験者が集まる有名私立大学と違い、地方私立大学の場合は学生集めも一生懸命にしないと下手をすると定員割れになりかねないので、年間の授業料を含む支払金額はあまり高くできないのが現状です。
Fラン大学の場合は親がある程度裕福な家庭と貧困層と大きく二つに分かれるようです。親の心子知らずで授業中も居眠りする学生もたくさんいますが安くはない授業料で何も学ばないFラン大学生は誰が授業料を支払っているのか理解してほしいものです。

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