就活は超売り手市場【20卒】

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空前の人手不足

今年4年生のボンクラ君が就職活動の結果を伝えに来ました。「先生、内定もらえました!」「えっ!ホント…。」しまった驚いた顔で意外そうに言っちゃった。こいつダメだろうなと思ってたのに。
もう先生ではなく、非正規の事務係のような立場なのだが、Fラン学生からすればだれでも大学の関係者は「先生」にみられるらしく、就職担当などはよく〇〇先生と呼ばれています。中学高校と学校にいるのは基本的に教諭か保健室の先生ぐらいで、事務の人は学生から見えないようになっているせいかもしれませんが、大学にいる人間は全部「先生」とよんでいるようです。
私も、非常勤をしていた関係もあるのですが、就職の相談にのると先生とよばれます。

2019年の就活は空前の人手不足により日本人ならどこかに決まりそうです。逃げられる分を想定して、企業は多めに内定をだしているように見えます。
ボンクラ君も居眠りの常習犯で真面目に講義を聞いているものの15分ほどしかもたず、眠りに入ります。SPIの試験もかなりできなかったはずですが、びっくり就職試験で内定がでました。その会社は地元にある会社で規模はちいさく、初任給がいくらになるかは明記していないので、少々不安になりますがそれほどアブナイ会社ではありません。例年何人もウチのようなFラン大学でも就職させてくれているので、ありがたいのですがボンクラ君でも内定をもらえるとはなあ。とおもってしまいました。

Fラン大学こそ就職率が大事!だが…

在ほとんどの大学が学生集めに懸命になっていると言える状況です。Fラン大学あるあるですが、偏差値の低い底辺学生が集まる大学のホームページほど就職率を全面にだして宣伝しています。
「昨年度実績92.5%」などと大々的に全面にでていますが、研究的な話はちょっとだけとか、楽しそうなキャンパスライフが送れるかのように盛りまくっています。
入学簡単で出るのも簡単、就職も楽勝とくればこの世の天国のような世界に思えるかもしれません。実はそれがFラン大学にしかけられている罠です。
甘やかして困難を知らずに就職した彼らを待っているのは世間の荒波です。
分数の計算もできない人間が下手をすると管理側の人間になるのです。最初から底辺学生であることを見越して雇用している会社ならともかく、大学生だから学生時代の成績が悪くても基礎能力は高いだろうと思って会社に入社してみたらビックリでしょう。
離職率の高さが話題になっており、文科省から大学に学生の離職率を調査せよと依頼があったようですが、もちろん大学側はそんな不利な情報はきちんと伝えたくありません。Fラン大学であればなおさらです。
そんな状況なので、文科省は「お前ら信用できねーからこっちで調べるから!」と言い始めたそうです。現実を直視せずに知らないふりをしていた方が幸せかもしれないのに。

入りやすく、出やすく、就職しやすく、離職しやすいそれがFラン大学の現状です。以前の就職氷河期と比べると雲泥の差です。タイミングがいい時に就職する年代は単純に運不運の問題であり、非正規雇用が多い年代には時代が悪かったと言わざるを得ないのでしょうか。

Fラン学生は簡単に離職し、手取りの給料が一時的に高い職業を次に選んでしまいがちです。期間工やキャバクラのボーイなどを見つけてきて、こんなに給料がもらえる!とドヤ顔で報告します。
オッサン世代は好不況を両方経験していますが、彼らは比較的好況の時代しか経験がありません。東日本大震災がすでに10年近く前の話です。
いつまでもこの景気が続くと思っているFラン学生達ですが、大学の関係者も少しでも長くこの状況が続いてほしいと願っています。

冒頭のボンクラ君、欲をだしてもう一社本命の内定を狙っていましたが、残念ながら落ちてしまいました。じつはそこは大学の推薦で試験を受けたのですが、さすがボンクラ君、見事お断りされおまけに会社の人事部から大学に「推薦してきたのにあんな学生推薦してくんな!」とクレームがきたそうです。
ボンクラ君には、内定をもらえた会社を大切にして欲しいです。

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