人手不足と働きすぎ防止で引越難民に
2018年ごろから、働き方改革により、長時間重労働がクローズアップされるようになり、 引越業者も改善が進んでいます。 ３月の繁忙期では、引越し業者を頼んでも非常に高額か受け付けてくれないなどで引越そのものができない引越難民が発生しています。
ブラック企業というほどではないと思いますが、繁忙期の引越業者の仕事のきつさは容易に想像できます。以前頼んだ所は、３月の中頃で引越しで朝10時積みでしたが、この後４件積み込み作業があるとのことです。一人暮らしや単身用なら短時間で終わるのですが、それでも一日５件の積み込みは、大変でしょう。
さらに、最近では、過重労働を避けるために引越業者は、完全休日を設けています。３月の初旬であっても、この日は休日だから引越作業はできないと言われました。
繁忙期は、結構高額な料金を見積時から請求されます。最繁忙期では、見積さえしてくれない会社もありました。電話口でヘラヘラ笑いながら「あウチは無理っすねえ～」と言われました。その引越業者には二度と頼みません。
引越のノウハウを伝えるサイトで交渉は必須とありますが、三月の後半で土日希望のように条件が良くない場合は本当に相手にされない場合もあるので、要注意です。
経路によって需要が違い値段も変わる。
引越用のトラックも東海道沿いの普段物流がある通りの方がそろえやすいらしく、国道や高速道路に沿った方が安くなるようです。
例えば東京から名古屋への引越の場合は、片道で引越し荷物を届けて、さらに名古屋で東京向けの荷物を積むといった方法も可能なので、コストを抑えられます。一方、あまり流通が無い場所間の移動は、割高になりやすいようで、高速でうまくつながっていないところなどの経路に時間やお金などのコストがかかる場合はいやがられるようです。
住むところを決めなくても見積はできる。運ぶ荷物量は絶対に立会で確認
事前に住む場所があらかじめわかっている場合はいいのですが、大抵はアパートなどを決めてからになります。そうすると2か月前ぐらいにはアパートの下見と契約をすませたいぐらいです。
最繁忙期に引越がわかっている場合は、アパートを未契約のままでも見積は可能です。はやめに引越業者に連絡して住むところはまだ決めていない旨を伝えればよいでしょう。引越の荷物量は必ず営業担当者に確認してもらいましょう。
自分で入力して見積もる方法もありますが、万が一用意したトラックと荷物量が違い、詰め切れなかった場合は最悪の場合その分は運んでくれません。どうしても運びたい場合は追加料金となる可能性が高いでしょう。
営業担当者に見せておけば、くい違いが生じた時に交渉の余地が生まれます。
事前に荷物量の見積表ももらえるのが普通ですので、保管しておきましょう。
目算でそれほど荷物量は食い違わないと思いますが、経験が浅い営業の場合は、間違えることもあるので、後々もめないように証明できるようにしましょう。
転勤の場合は通常会社負担、新入社員は規約を確認
転勤などでは、会社が引越し費用は払ってくれます。（ホワイト企業の場合）相見積もりが必要など結構面倒くさいです。さらに一時的に自分で払うなどした場合は結構な金額が手元からなくなる可能性があるので要注意です。
新入社員の場合も会社によりますが、一律の場合と実費精算の場合があります。引越業者を使う場合は領収書をかならずもらいましょう。自分でレンタカーなどを使用して引越する場合も燃料代や高速代も含めてできれば領収書かレシートを忘れないようにしましょう。
人事異動は計画的にしてくれ！
人事発表を３月ギリギリまでしないくせに、発表したら４月から移動先ですぐに動けという指示が…。一体どうすりゃいいのよと途方に暮れてしまいます。
私は2月28日に異動を告げられ、発表は3月の中旬なので、そこまでは一般社員には内緒で引越の準備をして欲しいと言われたことがあります。発表まで部署のだれにも相談できず、仕事をしながら引越の荷物整理は地獄でした…。この話、さらに続きがあって、合併により一年後再びもとの事務所に戻ることになったオマケまでついてきます。
計画的に移動が決まっている場合は、早めに計画できるのですが、それでも引越は大変です。
ちなみに私がいたFラン大学はけち臭く、10万円しかみてくれないそうです。公務員と同様だそうで、公務員も引越費用は調べてみるとそれほどでないようです。県をまたぐ移動をする公務員の種類が少ないせいなのかわかりませんが、独身だろうが家族持ちだろうが同じ金額だとのこと。300㎞以上離れたところから移動してきた専任教員は、荷物量が多かったので30万円近くかかったとのこと。最初から大赤字だと嘆いていました。