ゆうちょ銀行のJP BANKカードは得か?

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銀行のキャッシュカードに付帯するクレジット機能

最近では銀行の口座を作成するとキャッシュカードにクレジット機能が付加されることが多いです。JCBとかVISAといったクレジット会社名を聞いたことがあると思いますが、これらは国際ブランドと呼び、クレジットカードで決済できるシステムを提供している会社のことです。〇〇銀行のキャッシュカードにクレジット機能が付加している状態とは、ATMから預金を引き出したり、他の口座に入金したりするキャッシュカード機能とクレジットカードを用いて買い物ができる機能の両方を有しているカードのことです。

銀行口座からお金も下せるし、クレジットカード機能を使って口座に今お金がなくても買い物ができる一枚で二役がこなせる便利な機能です。

クレジット機能があると便利だが

キャッシュカードについてくるクレジットの場合は、原則年会費がかかるものが多いのですが、条件によって無料になります。

JP BANKカード はゆうちょ銀行が発行するクレジット機能をもつカードです。一般カード(ゴールドカードではないカード)だと年会費はVISA、JCB、Mastercardの3ブランドで初年度は年会費無料で、2年目以降1350円となっています。年会費も安く、クレジット機能もつくのでゆうちょ銀行をメインにして使おうと思っている方にはいいかもしれません。
年会費が2年目以降も無料になる条件は、公共料金の引き落としや給料の振込先に指定することです。電気、水道、NHKなどのどの公共料金でも対象となるので比較的クリアしやすいのですが、一つだけ注意点があり、口座引き落としではなく、JP BANKカードを利用したクレジット払いにする必要があります。

私は極力クレジットで支払えるものはクレジットカードを使うようにしていますが、ゆうちょのJP BANKカードはポイントシステムも優遇措置もいまいちです。 1000円で1ポイントのJPバンクカードポイントが貯まりますが、1ポイントが5円分なので還元率も0.5% と、さほど高いわけでもなく中途半端な印象です。年会費が安いのと無料になる条件も低いことぐらいでしょうか。

会社によっては給与の振り込み先を指定される場合がある

以前の会社では給与の振込先にゆうちょ銀行を指定していたので、ほとんどJP BANKカードを使用しなくても年会費がかからなかったのですが、今の会社は給与の振込先を別の銀行口座を指定されました。

会社によっては、給料の振り込み銀行が指定される場合があります。
地方にある会社などは地方銀行と提携している場合が多いので、その銀行の口座がなければ開設して欲しいと指定される場合もあります。
業務などで付き合いがある場合は振り込み手数料が優遇されるなど、ある程度の利点があるのではないでしょうか。全国規模の会社などはそうもいかずに給料の振込先は自由にできるようです。

ゆうちょ銀行は、提携金融機関のATMでは払戻し手数料がかかってしまいますが、郵便局の営業時間内であれば備え付けのATMから現金の引き出しが可能であり、手数料も無料です。家や会社の近くに郵便局があれば、お昼休みや帰りに寄ることもできます。

さらに利点があるとすると「JP BANK カード WAON」(発行手数料300円)が発行できて、JP BANKカードでクレジットチャージが可能なことがあげられます。クレジットチャージされた分は、 JPバンクカードポイントが貯まります 。イオンやファミリーマート、ミニストップでの買い物が多い人で自分のお金をゆうちょ銀行メインで管理をしたい人にはメリットが大きいでしょう。

都会でも田舎でも郵便局は多くあるので、 大学生や新入社員の方が検討するのに 最初に一枚持つには最適なクレジットカードかもしれません。 クレジットカードの使い方に慣れてきたら自分の好みのクレジットを探すのがよいでしょう。

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