騙され続けるFラン大学生の末路

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特に目的もなく、高校の先生にだまされて入学してきたFラン大学の学生は1~2年程度で退学してしまうことが多いです。
学力も低い場合が多く、授業にも出続けることができない学生の場合は、さすがに単位を取得することができないので行き詰まります。
高校の時に「コイツは就職させると多分続かないから、就職先から文句を言われる。そうなると次の学年で内定してくれるかわからない。」→「なんでかわからないが、こんな知能レベルでも大学に入学できるかもしれないと言ったらホイホイ興味を示してきた。」→「情弱の親らしくコイツの保護者も大学に入学できると息子から聞いたら是非と言い出した。」→「大学に押し付けちゃえばそこから先は大学の責任でしょ!ウチの高校もう関係ないもん!大学の教育機関としてまともじゃないからだもん!あそこの大学Fラン大学だからッッ!」
というコンボで低能学生を体よく我がFラン大学に押し付けてくるのが無責任高校教員ということです。
気力もなけりゃ学力もないどうにもならない学生を押し付けてきやがってそのため我々教員が最終的にどのくらい苦労していると思っているのか…。

まあ我々も何とか卒業まで到達した役立たずの低能Fラン大学生を企業に押し付けようと一生懸命なわけです。ただし、企業側はその辺結構ドライと言うか、どうにもならない学生についてはサクッと不採用にしてきます。人手不足で学生が欲しいと言う時もありますが、さすがに分数もできない低能は時には受け入れてくれません。時にはという言葉通り、はっきり言って三流企業で要は働くだけのソルジャーが欲しいだけの企業の場合はそれでも内定がでたりします。選ばなければ何とかなるのが我が業界です。
地方Fラン大学の場合は、定員確保のために底辺高校とコネクションがあり、高校が推薦をしてくる学生については、基本的に受け入れるという方針があったりします。それを良いことに、無責任高校教師からたまにとんでもないのが送り込まれてきます。

高校の教員に騙され、大学の授業についていけず、今度は大学教員からもあれこれと内心はバカにされ続けながら留年を繰り返しなんとか卒業までたどりつこうとする学生がいます。大抵の場合、2~3回ぐらいもう退学したいと泣きが入り、保護者ができれば大学を卒業して欲しいと頼み込まれるというカオスな状況です。そういうのに大学教員は巻き込まれることもあり、まったくここは幼稚園ではないかという錯覚にも陥ります。卒業着手許可を得られると卒業研究の単位を取得できる年次になり、ようやく卒業がみえてきます。同時に将来も見えてきます。留年を繰り返したり、授業にもでないボンクラは就職先も決まりません。

Fラン大学の就職先についてブログやYouTubeでおもしろおかしく取り上げられるのはこういう学生がほとんどで、大抵の学生はそれなりにまともな就職先に落ち着きます。
パチンコ屋やアパレルの就職は一部分ですよ。ホントだよ…。
内定数で私の給料もあがるかもしれないので、企業の皆さん頑張ってFラン大学の学生も戦力としてみてください。

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