NNT(無い内定)にならないために(Fラン用)

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ウェブの掲示板や情報サイトなどでは、NNTいわゆる内定が無い学生がおもしろおかしく取り上げられることがあります。
就職活動で実際にどういう風にしていたかはわかりませんが、100社にエントリーシート送付したので全て通過しなかったとか、面接までたどり着けても20~30社受けてもまったく内定をもらえないとかネタではないかと思うことさえあります。
就職が決まらない学生はいます。Fラン大学の場合は、他のある程度勉強しなければ入れない大学とは少々事情が違うかもしれませんが、大抵の場合準備不足が主な原因です。まったくエントリーシートも通らない、通っても連敗続きの学生は何かを間違っている可能性があります。

ネットから情報を得ようとする人たちに注意してもらいたいのは、転職エージェントや就職サイトへのリンクが貼られているサイトは、そこに登録させるのが目的である可能性が高いことです。注意しましょう。

私の関わった地方のFラン大学では、学生も1社しかエントリーせず、大学の就職課もそれを進めるといった方法をとります。つまり、第一志望を決めたらそこにエントリーし、その会社の就職試験の日程にあわせて活動するということをします。人手不足の現状であるので、大抵の企業は3月中には一回目の面接かエントリーシートの受付ていますので、「お祈りメール」をもらっても大体新年度の4月くらいまでであればまだ求人も多く、他の企業も探すことができます。

有名企業以外も就活の対象にする

一部上場とか、給料が高い会社は他の大学の学生だって入社したいのです。SPI試験の対策などを真面目にしていない学生にはよほど特殊な経歴でないかぎりは企業だって興味をひきません。自己分析ができて、自分の強みが分かっているなら有名企業だけではなくて、もう少し小さい企業を見据えて対象にする必要があるでしょう。

エントリーシートを誰かに見てもらおう

Fランク大学の学生はそもそもが基礎能力が低いか、競争を避けてきた人間が多く、辛いことや面倒なことに対処する経験があまりありません。
エントリーシートもFラン学生は作文もできないので誰かに文章をチェックしてもらえばよいものを自分で作成してそのままにするとか、親に見せてチェック完了などの謎の行動をとります。
通じない日本語を羅列された文章を読まされる企業の人事担当者は気の毒に思いますがおそらく秒で切り捨てられているのでしょう。

本命だけではなく複数企業を同時にエントリーする

自分の能力の低さに気づかないあまりに挫折の経験が少ないFラン学生からすると企業からお断りされることがかなりショックらしく、次への就職活動に時間がかかる場合があります。
ここで、最初の本命とした企業からの連絡がいつあるかによって「無い内定」になってしまうか、「内々定」を獲得できるかの境目になります。
本命企業の就職試験結果が6月中旬ごろとなると、そこで内々定をもらえなかった場合、次のチャンスは7月ごろにまだ求人をだしている企業になります。
複数内定をもらって一番よさそうなところに就職する。就活の基本ですが、地方の情弱の大学生はこんなことも常識ではありません。
常にあなたの思うとおりに進むとは限りません。複数企業を選択してエントリーするようにしましょう。

面接の練習をしよう

作文の能力も低いのですが自分の考え方を伝える能力も低いのがFラン学生です。就職活動をするのであれば、大学の就職課の職員か学科の就職担当の教員に面接の練習をお願いしましょう。お願いすれば、少なくと面接の指導をしてくれる人を紹介してくれます。面接は第一印象が肝心なので、ポジティブな印象をもたれるように心がけましょう。緊張してどもるのは面接官はさほど気にしないはずです。
面接で話すこと、印象に関しては正解はありません。当たり前の話ですが、企業の面接官はその都度違う人間が対応するからです。ある人に対して興味をいだかせた面接内容が、面接官が変わればまったく反応しないことだってあり得ます。正解を求めて悩む必要は無いです。

早めの対処をすることで自分の弱点に気づけば、次回に活かせます。内定をもらえれば自信にもなるので、頑張って欲しいものです。

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