Fラン大学のAO入試とは?名前書けばOK?

Pocket

AO入試はAHOでもOK入試の略

Fラン大学が定員確保のために推薦入試やAO入試で半分くらいの学生を確保します。推薦入試は試験も行うのですが、基本的に面接点が配点の大半を占めます。面接の結果A~D評価でDの場合は基本的に入学許可しないという評価です。
ところが、驚くべきことにFラン大学の推薦入試では、基本的にC評価以上を付けてくださいと内部で調整がされます。
どういうことかわかりますか?要は推薦された学生は基本的に合格するということです。
そのため、Fラン大学界隈では、AO入試はAHOでもOK入試の略だと言われています。

推薦入試で不可(D)が無い!?

推薦されてきた学生には、不可をつけてはならないということです。どんな学生がきても不可評価をつけることは許されません。面接結果でD評価、つまり不可を付けると大学事務からクレームが入ります。
あの高校の先生が推薦してきているのだから、不合格の評価にはしないでくれと。要はほぼヤラセです。教員による面接なんか必要ないじゃないかと思いますが、Fラン大学といえども大学です。事務の人だけで決めるわけにはいきません。大学教員による面接で合格した学生という体裁にしたいのです。
もちろん推薦の中でも落ちる人間はいます。面接での不可評価が原則許されず、それ以外の試験などで落ちる学生もいます。
あきらかにダメ学生というのは、ある程度準備をしてくるはずの面接試験でもわかります。何もやっていないのがありありと分かり、面接で聞くことがすぐに無くなってしまいます。部活動を3年間頑張ったのなら、弱小の運動部でも話が続けられるのですが、部活もやらず、数学が好きだというのに数学科目は3年間オール3だったりします。(それって得意なの!?

本当にやばい学生はAO入試で入学する

AO入試という制度があります。
AOとはAdmissions Office(アドミッションズ・オフィス)入試のことで、学力試験を課さず、高校時代の成績や人物、小論文などで判断して入学を決める入試のことです。
推薦入試でさえ、どうにもならんのが来るのに、AO入試のように学力試験をしなくてもよい入学試験には底辺高校の人間が集まります。
Fラン大学のAO入試に応募してくるような学生は、

・高校卒業後に就職してもすぐにやめるような人間
・一般入試試験を受けてもどこも(Fラン大学でさえも!)合格できない人間

上のどちらかの可能性が非常に高いです。
就職希望の高校生でも、優秀な学生は非常に能力が高いです。
しかし、AOで推薦されてくる学生は、要はこのままでは就職させてもどうにもならないか就職先がないので、Fラン大学に押し付けてしまおうということです。押し付けられる大学側はいい迷惑ですが。

高校側は、Fラン大学でも大学進学率に加えることができますし、無能力の学生の将来を大学側に任せることができて、一石二鳥です。

もちろん今まで勉強もしたことが無い学生なので、大学の講義についていけるわけがありません。少し厳しい教員の単位は大抵落としますし、そのうち大学に来なくなる人間も現れます。最終的に退学する学生もAO入試入学の学生は多いです。結果お互いが不幸になっているのが現状です。
一応自分の名前くらいは漢字で書けるようです。

推薦する先生にも一言いいたい

高校の先生方にお願いしたいのは、自分たちの教育の失敗作を大学に押し付けるのはやめて欲しいということです。私はもう関係ありませんが、大学の教員たちは深く悩んでいます。
少なくと担任の先生方は、大学をでているはずです。彼らが大学で通用するかどうかは本当は理解しているはずなのです。
中学のカリキュラムもまともに学んでいない彼らを大学生としていいのか、考えてもらいたいです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする