就活に正解は無く志望理由はひとそれぞれ

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就活に正解はありません。内定をもらえた事実だけであり、それに至るルートは様々です。万人に通用するノウハウは無いと思いましょう。
就職希望者の個性が表れればいいので、マニュアル通りにしてもあまり効果はありません。好況時で人手不足の場合は、エントリーシートの作りこみはよほどの人気企業でなければさほど意味をなさない場合が多く、面接で優劣が決められます。

理系の企業のように応募者が限られる場合

その面接でさえ人手不足の場合はとりあえず内定だしてどんな学生でも押さえとけとばかりにスルーパスのような企業もあります。理系の企業の場合は特定の学部や学科を卒業した方が有利な場合が多く、少なくとも人文系の選考学科よりも工学系の学科の方が「なぜウチの会社を志望したのか」に対する理由がわかりやすくなります。元々その分野に興味があったからと答えるとすんなりいきます。
簡単に内定をもらえる会社はよほどひどいエントリーシートでなければあまり重視しないでよいでしょう。ただし、日本語としてまったく意味をなさない文章が羅列してあるとか、300文字以内と指定があるところに一言だけとか、型破りはかまわないのですが、不真面目と取られてしまうと不利にはなります。

だれでも応募できる企業の場合

商社のように文系だけではなく、工学系の学生でもだれでも応募しやすい企業の場合は、どうしてもその人の個性が必要になってきます。もちろん所属大学もありますし、留学や大学時代の課外活動なども重要になってきます。
日本語の文章になっているかは重要ですが、SPIやWebテストなどもあまり低い点では話になりません。単純に応募者が多いのでふるいにかけなければなりません。そのため、エントリーシートの出来やSPIの点数が重要になってきます。

エントリーシートは面接のときの基本的な情報にすぎないので、面接者の方は学生や転職希望者のエントリーシートを十分読み込むようなことはほぼしません。
さらっと今日の面接はどういう個性をもった人間であるかを確認するぐらいです。志望動機や自己PR、長所短所といったものは希望者から話を引き出すための材料です。自分の会社に志望してきた人が、一体どういうことに興味があるのか、色々な場合にどういう思考をするのかを見たいのです。

ブログやYoutubeはあまりあてにならない

Youtuberやブログで若い人がエントリーシートの書き方のコツを発信していますが、実はあまり参考になりません。
就職氷河期の時にエントリーシートだけで内定をもらえたような学生ならともかく、求人倍率が1.5倍以上の時にエントリーシートが全部の会社に通ったとか、転職エージェント会社に何年務めた(といっても1~2年とか…。)などは要は学生側に近い人たちです。
本当に面接をしてきた側の発信はほとんどありませんし、面接でどういう受け答えをした方が内定をもらえるのか。そんなことははっきりいってわかりません。
面接官は数学の問題の様に答えは一定で、それを採点しているわけではありません。
志望者の受け答えをみながら、「嘘をいってないか」「いいかげんではないか」「自分の会社でやっていけるか」を判断しています。
いくら本当の事を言っていても、しどろもどろで話の内容がわからなくなると矛盾点をついたとばかりに「コイツは嘘をついた。」と決めつけて点数を低くつける人間もいます。本当か嘘かは本人しかわからないのに。

就活は出会いのようなものであり、「運」が大きく左右されます。
世の中がすさまじい不況にならないかぎり、まだ就職は間に合います。未来が見えないいまだからこそ、頑張って就職しましょう。

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