転職したい高卒社員はちょっと待て

Pocket

ある程度キャリアがある転職の場合は、技術をもっているかどうかが問われますので、一般的な就活の情報と言うのは実はあまり役に立ちません。企業も即戦力を求めますので自社の要求にあうかどうかです。
高卒の新入社員や20代くらいの転職者に関しては基本的には即戦力となることはそれほど期待されていません。何か秀でた能力があればいいのだけれど、無くても自社で教育すればいいと思っています。
新卒の場合は、在学中に高校の就職担当の紹介で地元の回りであればはいれそうな会社がみつかります。それ以外の出身県をでていくような企業であれば自分で開拓していかなくてはなりません。

会社をいやになっても

ゴールデンウィークあたりで段々といやになっていくのが毎年恒例と言うか、5月の連休前に初任給をもらい、あまりの少なさに呆然とする社員がいます。入社して1年目で加えて高校卒業したばかりなのです。しかも工場のライン工ではそれほど多くもらえるはずもありません。
他の企業に勤めている同級生に聞いても給料にそれほど差はありません。
ここで知り合いの中の例えば2~3学年上のセンパイなどが羽振りがいいなどの話が聞こえてきます。こういう時は大抵マルチ商法か、非合法な商売であることが多いです。注意しましょう。
遠い未来に見えるかもしれませんが、5年あればそこそこ貯金もできます。アブナイ話にうっかり乗ると友人や知人を失う可能性があります。とりかえしがつかない状況にならなければまだ全然巻き返しは可能です。できればスマホではなく、本を読み、自分に与えられた仕事をまずは確実にできるようにしましょう。

高卒の転職は応募資格に注意

とはいえ、どうしても今の会社に所属するのが我慢できなければ転職を考えることもできるでしょう。
高校の就職の場合はもちろん大学卒業が条件になっているところは原則応募しても落とされます。大学中退の場合はある程度考慮してもらえるケースもあります。わが社は工場をもっていますが、高卒の場合は地元採用で大卒の新入社員と同じように研修は行われます。
以前は高卒というか地元採用の社員は特別な研修はせずにそのままOJTで育成という形が多かったのですが、最近では平等主義のため研修だけは一緒に受けることになりました。挨拶の仕方とかお辞儀の角度とか普通に働いている社員は一切考えたことがないような事を教えてもらってきてもあんまり意味はないんですけどね…。

研修終了後に高卒社員の一部は工場ラインに、一部の社員は工場の管理業務などに配置されます。原則的には工場の中での業務が最初は中心になります。
工場のラインには大抵リーダーがいますので、その人の指示に従って製品を製作していくことになります。
リーダーといっても職人の中で年齢だけ高いだけでリーダーになっている人もいて指示が上手な人もいますが、中にはかなりいい加減な人も混じっています。
誰でも最初は右も左もわかりません。
年齢層も高いので話が通じず地獄の休憩時間でどうしても溶け込めない新入社員も中にはいるようです。
自分の親ぐらいの年齢の人がくだらないパチンコとか下世話な話をするので面食らうようです。学生の時よりもつきあう年齢層は今後広がっていきます。我慢して自分の能力を伸ばすためのトレーニングだと割り切りましょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする