大学を退学したいと考えた時に読んで欲しい!
Fラン学生は大学の勉強についていけずに退学してしまう学生が多くいます。
AO入試などで勉強をまったくせずに入学し、大学の講義だってFラン学生用のレベルの低くしているのですが、あまりに勉強ができないせいでついていけない場合があります。
どのくらい勉強ができないかというと、下手をすると割引計算ができない可能性があります。100円商品の1割引きくらいはなんとなく正解をだしますが、3割引きとなるとかなり怪しくなります。なぜ解けないのかよくわからないのですが、解けないのだからしょうがありません。
Fラン大学の教員はこんな学生でも相手にしなければなりません。退学率があがるのは体裁が悪く、大学側は公表したくない情報の一つです。
休退学の場合は一応引き留めなければならず、担当の学生で退学希望者がでると対応せざるを得ません。本来は入り口をもう少しまとな人間がくるようにしてもらいたいのが切実な教員の願いなのですが、少子化の現在では少々出来が悪いくらいの学生を切り捨てていると大学経営が成り立ちません。
結局教員に対応を丸投げして、退学を止めようとするのですがそんなの無理に決まっています。何も考えずに大学に入学してしまったので、何も考えず大学を辞めてしまうのです。
大学に意味が無いと思いこみ退学するのは勝手ですが、後々後悔しないようにして欲しいのです。
中規模の企業は大卒を優遇している
数人で経営している零細の企業は別ですが、ある程度の規模の中小企業であれば、大学卒業というのはそれなりに優遇されます。
中小企業の定義は様々ですが、卸売業ではおおよそ資本金が1送円以下で従業員が100人くらいの規模を上限としているようです。製造業や建設業だともう少し規模が大きくても中小企業という位置づけになるようですが、そういう企業は、主な社員の出身が高校だったりします。そういう中小企業で大学卒の入学はめずらしいので、せめて給料では差を付けようとする仕組みがあります。
零細企業の場合は、学歴など考慮されない場合が多いのですが、ある程度の規模の場合は大卒は優遇されます。
最初から給料が違い、高卒は大卒に中々追いつけない
私が勤めている工場などは高卒の雇用が当たり前で、大学を卒業した学生が入社することはあまりありませんでした。そのため、入社時点から大学と高校ではスタートの給料が違います。
年齢給というか一定の年齢である程度の目安がありますが、それに加えて公務員の基本的給与に当たる俸給(ほうきゅう)のような制度も存在しています。部長未満の社員はウチの会社は4段階に分かれていて、等級という呼び方で分けられています。高卒の場合は一番低い1等級から始まります。大卒の場合は、3等級からです。等級が違うと基本給ももちろん変わります。
一般的な会社の大卒に支払う給与と同じくらいださないと会社を辞めてしまうので、入社時点から差をつけているのです。
一見同じ給料体系に見えるかもしれませんが、高卒の人間が大卒の人間と同じ給料をもらおうとした場合は、かなりの成果を残す必要があります。
23歳の時点で高卒と大卒で差が開いているはずです。
求人票には高卒相当と大卒との給料が記載されていると思いますが、2019年現在で、大卒の専門職であれば初任給20万~21万ですが、専修学校(いわゆる専門学校)の初任給で19万、高卒の初任給で18万前後が平均です。中小企業の場合は特に、高卒が4年間勤務して大卒の1年目と同じ年になったとしても4年で2~3万の給料の上昇はしません。
高卒の場合は等級があがらないので、給料の上昇率は大きくありません。
大学を退学した場合は、大学中退と履歴書には書けますが、要は高卒と同じ扱いです。Fラン大学であろうが大学なので、履歴に堂々と「大学卒業」と書けます。
今大学を辞めるか迷っている人は、そういう状況を理解してから決断して欲しいです。