自分だけは特別な存在と思い込むFラン学生
Fラン学生と話していると何故か自信満々な学生が時折見受けられます。彼らは同じ大学の中では優秀なのかもしれませんが、実はたいして優れているわけではありません。大学の中のレベルがあまりにも低いので、突出しているように見えるだけです。なので、自分はもしかしたら天才なのではと勘違いしている例も見受けられます。就職先がうまくみつかればよいのですが、所詮Fラン大学での優秀さです。マウンティングをして、他人を見下すのも意外にFランの中でも特に成績が悪い学生間の方がより際立ちます。
私もあまりにも普通にいる学生のレベルがひどいので、ちょっと講義の後に質問してくる学生なんかは非常に優秀に思えてきてしまいます。すこし誤解してきましたが、たまに他の大学の研究室性や院生と話をしたり、打ち合わせをすると、やっぱりウチの大学の学生だめだ…と思ってしまいます。
Fラン学生でアブナイのは、周りがアホでたまたまそこそこ勉強ができるので無双してしまうのことによる勘違い君と、真面目だけどなんでか勉強ができないタイプ、勉強をしたことが無い底辺の3タイプに分けられます。
無双タイプと底辺タイプがどちらも始末に負えないのが何割か含まれているのですが、何故か自分だけは成功すると頑なに思い込んでいる学生がいます。起業をめざすのは、成績が悪い底辺タイプに多くて、おそらくホリエモンやその亜流の起業家に訳の分からないインスパイアをされて熱に浮かされているのでしょうが、彼らは「自分の能力を試してみたい」などとのたまいます。いやお前の能力全然高くないよと思うのですが、説明しても耳に入らないようです。そんな彼らの相手はちょっと怖いです。
今まで比較対象が無かったのか同レベルしかいないのか
今までの高校生生活までの間で自分の能力を客観的に図る機会が無かったのでしょうか?あれば自分がそこまで優秀でないのが分かりそうなのですが、根拠なき自信がかれらの脳の半分を占めているようです。一生懸命自分の夢をニコリともせずに真剣にではあるが非常に低レベルなプランを話続けます。誰か止めて上げる人がいればいいのですが、保護者もそんなに真剣ならやってみろというらしいです。お金持ちなのでしょうか?
もちろん少ない確率ではありますが、勉強が全然できず、人脈もない人でもサクセスストーリーで億万長者になるという話はあるし、それこそが実はレアケースなので取り上げられているというのに気づく人が少ないのでしょうか。
結局は誰かの養分になるのがオチなので、まずは着実に働けばいいのになあと思います。
最後に言い放った底辺学生の言葉が忘れられません。
「みんな僕のことを若いからいいんだ!」って言ってくれます‼
(若いからだましやすいってことじゃ…)と思いましたが、ニッコリと笑って送り出してあげました。
彼らに明るい未来はあるのでしょうか。