お金が無い人ほどハマる袋小路

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お金が無い状態は本当に厳しいです。私も非常勤講師しか収入が無く、年収がかなり低かった時には何か一攫千金となるような情報はないかとつい考えてしまいました。
貧乏な状態というのは、気温が高い屋外で長時間運動をして、のどが渇いた状態と同じです。とにかく水分が欲しい。味なんかどうでもいいという状態に似ていいるのではないでしょうか。渇きの状態をいやすために大量の水分を摂取する。
限界まで渇きを感じた時に飲む清涼飲料水は本当に幸せな気分になり、大量の水分をのんでしまいますが、本当はこまめに水分補給をした方が健康にはいいのです。

お金もいっしょです。お金が無くて買いたいものも買えずに給料日まで後何日…と指折り数えてカップラーメンやスーパーで5割引きまで待って売れ残りを購入するような毎日は本当に情けなくなります。
給料がはいるとそれまでのストレスから一気に買いたいものを買ってしまい、ついつい使い過ぎてしまう…。
その結果、給料日前に使い果たしてしまい、家賃や電気代スマホ代の引き落としや振り込みが毎月気になり、特にスマホが使えなくなると現代では情報を遮断された状態となってしまいます。まったく悪循環です。

犯罪まがいの行為でも気にしなくなる

お金が無いと品性も下がります。海外でドミトリーという相部屋の格安宿泊施設に泊まっていた時のことですが、「お金やパスポートは常に身に着けておけ」と言われました。貴重品を盗む人間も確実に混じっていて、彼らはもちろんドミトリーに泊まるぐらいだからお金を持っていない人間が多く、もしお金を盗める「機会」があれば盗んでしまうのだ、と。
さらに、「盗んだ方がもちろん悪い。だが盗まれるような機会を与える側にも問題はある。」と言われました。その時の私にはよく言っている意味がよくわからず、盗みを働く人が最低なのではないかと思っていました。
ですが、自分が就職先も無く、給料も非常に安い状態で貧乏な生活を長く続けているうちに、今月の家賃さえ支払えるかわからない状態では、もし財布が落ちていたらそのまま自分のものにしてしまうかもしれないと思うようになりました。

お金が無いと言う状態は本当に品性やモラルが下がります。自暴自棄ややけくそといった感情に支配されがちです。

あなたをより貧乏に追いやるネットワークビジネス

お金がない時に即効で対応できる方法というのは多くありません。
アルバイトや正社員であっても、給料日のようにもらえる日が決まっていて、それまでは報酬をもらえない仕組みが多いものです。単発や日払いの仕事は本当に困っている時はしのげるものの、本当の解決策にはつながらない場合が多いです。
お金が欲しい人に付け込んで忍び寄るのがマルチ商法などのネットワークビジネスです。ネットワークビジネスは、誰でも簡単に儲かるや品質のいいものを口コミで売る商売だと言ってお金に困っている人を誘い込もうとします。

冷静に考えればうまくいくと思えないことも、繰り返し説得されたり長時間のミーティングという名の洗脳を繰り返された結果、自分でもなんとかなるのではないかと思ってしまいます。
勧誘する側もだまされていると気づいていない人もいます。
おそらくネットワークビジネスは情報弱者の判断力の無さに付け込み、彼らの持っている資産を現金化し自分の商品を購入させることが本質であることに気づけた人だけが成功できるのでしょう。
「成功できないのは自己責任、努力が足らないからだよ。」が彼らの常とう手段です。普通の才能が無い人たちでも、努力かお金かどちらかをつぎ込めば自分のように成功できる!!と思い込ませるのです。

まずは節約と給料から、自分の使える金額の範囲を明確にしましょう。それがまずは家計改善の第一歩です。一攫千金はありません。堅実にいきましょう。

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