夢を語る人を否定する人と全肯定する悪魔

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他人は自分に無関心です。もちろんあなたにも。
チャレンジしようとする人間を全肯定して後押しをするコメントを全て信じてはいけません。それがどんな魅力的な言葉であったとしても。

絶対大丈夫!とか大人の言うことを聞かなくてもいいよ!とか背中を押すようなコメントは勇気づけられると思いますが、言う側はとても無責任だと自覚しておくことが重要です。
悪魔はアナタのすることを全て肯定してきます。多少モラルに欠けた行為であっても今はしょうがない、成功するための初期段階では必要悪だとまで言い切る人たちまでいます。
「とりあえずやってみたら」はたしかに必要な心掛けだと思います。継続は大事な条件ではあるのですが、うまくいったからと言って再現性があるわけではありません。

ドリームキラーという言葉があります。「他人の夢をつぶす人」という意味でつかわれることが多いようです。要は「そんなの成功しない。」とか「あなたには無理だよ。」とか他人の夢に対して否定的な見解を述べる人たちのことを指すようです。
古くは役者やミュージシャン、現在ではユーチューバーや声優あたりになりたい!という人たちに対して、ある程度の割合で難しいのではないかと思うのは仕方が無いのではないでしょうか。ドリームキラーはあなたの夢をつぶす人たちではありません。あなたの計画の甘さ、能力の無さをわかっている人達なのです。
夢があるなら彼らを説得できる結果を小さくてもいいので、作りましょう。
大成功できるかどうかは誰にもわかりません。だからこそ彼らは否定的な意見を言うのです。
全肯定をして、なんでもやってみるべきと言う人はただ単にあなたの事に関心が無いか、あなたからお金をかすめ取ろうとしている人です。

自分が否定されるのを嫌がるFラン大学生

SMAPの「世界に一つだけの花」ってありますよね。とってもいい歌だと思いますが、最近Fラン大学生の学生の呆けた顔が同時に条件反射的に浮かんでくるようになってしまいました。
「No.1にはなれなくてもいい~」のくだりはFランク大学生の自分が努力しなくても大丈夫だと自分に言い聞かせるための言い訳に使っているのです。「努力しろ。」「勉強しろ。」という言葉に対して自分たちはすでに「オンリーワン」で唯一無二なのだから努力は必要ないのだ、と。
Fランク大学の学生に限らないかもしれませんが、自分のことを肯定して簡単に単位をくれる先生は「いい先生」、講義が難しく厳しい先生は「わるい先生」と区別し、ちょっとでも叱るとすぐに「敵」とみなします。
講義の代返や講義中の態度など、自分が悪いと思うのですが注意されると子供の様な態度になります。あまりにひどいので教室からの退出を命じると出ていこうとしないのです。叱られて教室をでていくのは格好悪いとでも思うのかよくわかりません。

実際に実行しなくてもわかることがあるし、時にはそれは法に触れることがあります。他人の物を盗むのは犯罪です。見つかれば捕まります。それをやってみないとわからないし、うまく盗めればお金を使わずに自分の持ち物が増えるからやってみなよ!と言わてもほとんどの人は実行しません。
多くの人に結末がみえていることがあるのです。
夢を持つことは大事なのですが、それが現実にできるかどうかを考えることは行動しなくてもできるし、なによりまずは実行すべきという短絡的な思考には要注意です。

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