一度決めたらあきらめない。自分の長所として粘り強さの表現として使う人がいます。入社試験や大学の推薦入試の面接で多用されますが、反面では人の言うことを聞き入れないというタイプでもあります。
Fランク大学生の中には、なぜか自分の考え方を変えることができずに繰り返し同じ主張を続ける人が多くいます。
経験が少ない若者なのでしょうがないのですが、だめだったら次の道を探すのも一つの方法です。自分の希望の道が閉ざされてしまった時にどういうふるまいをするかが未来を開くカギになるようです。
2020年の年末になりますが、いまだに就職の内定が出ていない無い内定(NNTの学生がいます。例年年間に数人はでるのですが、今年は新型コロナウィルスの影響で特に地方は4月から5月まで活動停止になった関係で就職先が決まらない、内定がもらえないケースが多いようです。
それでも新卒の場合はある程度求人はあるようで、企業からの問い合わせもあるとのことです。もちろん観光業界は壊滅的なのでしょうが、私のお手伝いをしている大学では、今の所大きい影響はでていません。
日経平均も大幅に上昇していて、景気が悪くなるということも想像しにくい状況です。そうはいっても業種によってはやはり景気は悪くなりつつある。または悪くなることが想定されるでしょう。
4年生のA子さんは、Fラン大学ではありますが、その中では成績優秀な学生でした。ほとんどの科目で優以上の成績であり、本人も望む職種に就活の最初は入れると自信満々でした。当然内定がもらえると考えていた就職先にいきなりSPIで落とされて、就活のやる気をなくしてしまったようです。
夏の間はそれでも今年はコロナだからしょうがないという雰囲気が私のお手伝いをしている大学でも流れていたのですが、秋を過ぎ、冬になるにつれてなんだかんだで工学系の求人はそこそこあり、選ばなければ内定をもらえる学生が多くなっています。
例年よりも内定率は低いものの、観光や運輸といった就職先だけではない場合は、いまだに人手不足の業種もあり、求人数はそれなりにあります。
いつものことですが、就職先はある。しかし、望む就職先ではない。ということを就活生がどこまで譲歩するかということです。もちろん優秀な学生にはあまり関係がないところですが、Fラン大学の学生の場合は一見成績優秀だったとしても大事な一般常識が欠けていたり、常に努力ができなかったりというところが他者から見てわかりやすかったりします。
面接でその辺が見抜かれるというか、Fラン大学ではエリートなので、余裕で色々なことが人よりもできるので油断してしまう場合が多いです。
自分の希望の就職先にお祈りメールをもらってしまい、落ち込んでいたA子さんですが、保護者や担当の教員の励ましにより、就職先をみつけるモチベーションがわいてきたようです。卒業してしまえば新卒カードがつかえなくなってしまいます。是非がんばってほしいものです。