高卒の給料は大卒を越せない?

Pocket

大卒正規なら40代で500万、高卒は400万

私は役職者ではありません。勤務している会社も親会社は上場していますが、その子会社なのでそれほど給料がいいとは言えません。それでも500万円を少し超えるぐらいの年収はもらえています。

最近では、入社する大学生も多くなってきましたが、半分くらいは高卒で工場勤務です。高卒の場合は給料体系の一番したからスタートすることが多く、大卒の人間と同じレベルになるのに時間がかかります。
高卒は22歳になるまでその会社にいれば4年間勤めることになります。あまり多くない手取り+残業で十分な給料とは言えません。高卒が入社して4年経過した時に大卒の初任給と同じ給料にはならないのがわが社の現状です。
大学卒業した人間と高卒から入社した人間、仕事内容は所属によってはさして変わりません。それでも高卒の給料が大卒の給料に追いつかないのです。

これは途中入社の社員にも適用され、高卒の途中入社の社員は大卒の途中入社の社員よりも給料が低いのです。
私の年下上司氏は、高卒で年齢も4歳ほど私の方が上なのですが役職は課長で、役職手当がつきます。最近雑談の中で知ったのですが、役職手当を含めても私の方が給料が高かったのです。
私の部署は仕事が無くて社内ニートと呼ばれているので、何もない月は残業はありません。
ちょっとショックでした。年下上司氏は仮にも役職者です。基本給もそれなりだと思っていたのですが、単身赴任手当を除くと額面で30万をきるぐらいだそうです。年2回の賞与を含めて恐らく400万ちょっと…。単身赴任手当があるからもうちょっと余裕があるものの40代半ばの年収にしては寂しく感じます。役職手当は3万円ぐらいはわが社はつくはずで、それでも私の月給を超えられないのか…。その話を聞きながら顔が引きつっているのを年下上司氏に気づかれてなければいいなと思っています。

大学は卒業すべき

大企業はもちろんですが、中途半端な中小企業も学歴による格差はあります。むしろ高卒が当たり前だった企業に大卒が入社するようになると、今までは大卒を優遇しなければ入社してくれなかったので、かなり優遇されています。結局高卒の標準的な給料体系では大卒は企業を選んでくれないのです。

最近では、大卒も珍しくなくなり、給料体系を考慮している最中だともっぱらのウワサです。正直言って今後どうなるかわかりませんが、下手をすると社員全員の給料を下げる方向に向かいそうな雰囲気です。

「経営者感覚をもちましょう。」
「無駄な残業は減らしましょう。」

では給料に不満ならどうすれば。という意見から副業OKの通達がでています。給料を満足に払えないから不満なら自分で副業してねということです。
私は大学の非常勤講師をしていた関係で、大学の学生向けの就職事務の手伝いを週に1~2回することにしました。時給はそれなりですが、長時間できるわけではなく月にもらえる副業の収入はお小遣い程度です。
学歴が解消されるのは早くても30代半ばでしょう。歩合営業の様に結果によって給料が多くなるのであれば別ですが、工場の様な場合は部長にでもならなければ高卒は大卒を抜けません。

学歴が関係ない職は当然あります。プロ野球は大卒でも高卒でもノンプロでも関係ありません。飲食もそうでしょう。しかし、もし野球をやめたら、飲食店がつぶれたら一時的にどこかに勤めるのも選択肢の一つでしょう。
大学を卒業すると選択肢を増やすことができるのです。
簡単にあきらめると将来の可能性もあきらめることになりますよ。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする