元Googleとのふれこみの人が経歴詐称ではないかといって大炎上しています。あやしさ満点だし、年齢と経歴からしてどうやってそこまでいくのかということが少し考えればおかしいことがわかるはずです。
しかし、若い人たちはそこまで人生経験が無いので、疑問を持たず。Aさんカッケー!とか盲信してしまうようです。
経歴詐称以外に、私生活や会社の状況も盛りまくり、写真も映像も捏造に近いものが大量にでてきています。そんな状況がいつまで続くのか本人はどう考えていたのかわかりません。稼げるだけ稼いでどこかで行き詰まることを見越していたのかまだまだいけると考えていたのかわかりません。
コロナ禍の中でビジネスが縮小している中で市に一億円の寄付をしたといってアピールしていました。
世界に支店を展開していることになっていますが、どうやらレンタルオフィスで他の映像もコラというか偽造と言うべきレベルであるようです。
レンタルオフィスが見栄えが悪いのできれいなところを見せたいというのは理解できなくもないですが、それにしても盛りすぎな部分が多すぎます。
露出する人間のぐらいは経歴詐称でも問題なさそうですが、会社全体でも同じようなことをしているということは、コンプライアンスが機能しないということでもあります。経営開始当初で、顧客を引き付けるために少し大げさに言葉を盛るということはあることだと思います。ある大きなプロジェクトの末端に加わっていただけなのに、「A社最大規模の~プロジェクトに参加」と書いてもギリギリセーフという気もします。
組織が大きくなるに従いそのあたりはうまく収束させるというか落としどころをみつけて調整していくものですが、そのまま続けていても大丈夫という判断をしてしまったのでしょう。ビジネススクールという名のオンラインサロンのような形態の情報商材というのがどうやら本体のようで、ツイッターなどで返金や退会を求める声がたかまっています。
十分儲かっていればもう少しソフトランディングな方法で周知させ、ビジネススクール生の離脱を防げばよかったのだと思います。自分がお金を持った成功者とみせかけるのにもコストが必要なので、本当に実利が少ないのかも知れません。
興味深いのはまだ信じている人たちからは、経歴をごまかしていたのは悪いことだが、教えていることはとてもよい。という趣旨の発言をする人が多いということです。もちろんヤラセも一定数いるのでしょうからすべてを信頼するわけにもいきません。すごい学べた!と彼らは一様に言うのですが、実際にどのように学べたかを具体的に言語化されたものはほとんどありません。
何となくブラック企業のやりがい搾取を彷彿とさせるような気分だけ高揚させるか、努力ができないお前が悪いといったところに落ち着かせるような印象を受けます。
なんとなく「学び」というか真面目に「勉強」をしてきたことがない人たちが「学びらしきもの」に触れてだまされているようです。