謝ったら負けは相手にするな

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会社でも大学でもですが、謝ったら負けという人がいます。特に大学の教員は多いすね。ちょっとした言葉尻や表現で相手を感情的にさせて、さすがに大学教員なので一応理論的に話をしてきます。
一見まともそうなのですが、その実言葉尻をとらえた揚げ足とりに終始するなんていうのは大学の会議などでもよくおきる話です。
言った言わないの争いから、「そういうつもりで話をしたわけではない。」「いやそういう意味にしかとらえられない。」と収集がつかなくなります。
結局自分が悪かったと言えずに「あなたがそう思うのならそれでいいんじゃないでしょうか。」みたいな挑発的な発言をします。お互いの立場を尊重して話をすればいいのに自分の立場を守りたいばかりに言葉の端々に相手が理解できないけど自分の方が譲歩するのだという立場をとりたがります。こうなると相手側も引くポイントが無いので、際限のない中傷合戦になります。大学の教員というのは立場の上下はあまりなく、教授と准教授の場合はそれほど差はありません。この辺は小中学校の教員と同じです。助教や講師の場合は若干状況が違いますが、立場が上の人間がいる場合の方がもめた時は収まりやすいですね。

話変わって会社で我がグループで仕事の分担をどうするか話をしている時のことです。
年下上司氏が仕事の分担を決めるのですが、どう考えても私の負担が大きすぎます。前年の分担から二つぐらい多く管理しなければならない仕事が増えていて、年下上司氏は変わりがありません。ほぼ担当しなければならないクライアントが一つ増え、仕事が無駄に忙しくなる可能性があります。
私のグループで抱えているクライアントは面倒くさい対応が多く、いきなり仕事を押し付けてきて、3か月くらいかかる仕事を1か月でなんとかしろ!無理難題を押し付けてくる輩系が多いです。

あまり熱心に仕事をしたくない社内ニートの私としては、面倒なクライアントは引き受けたくありません。どうやら年下上司氏からやっかいな仕事を押し付けられたようです。
クライアントとの対応は個々でやらなければならず、結局クライアントの数が多ければ仕事が増えるだけなのです。仕事の負担割合について会議で不満を述べると年下上司氏は「私はグループ全体の管理をしなければならないので担当を少なくしている。」と言い出しました。
すかさず部長が「全体の管理は私が行う。顧客の管理は個々でやればいいので、私としては平均になるように分担して欲しい。」と要望を伝えました。私の意向と同じです。

部長のイエスマンであり、部長のおかげで管理職になった年下上司氏は自分の意見を変えるのかな?と思っていたら、今回は意外に抵抗します。
私が建てた計画なので、このまま今回は行きたいと。
妙にこだわって意固地になっています。自分の意見を部長はともかく、部下の私が否定したのが気にいらないようです。
仕事ができないくせに、要領良くこちらに仕事を押し付けようとする態度にイライラしてきて、場の雰囲気が悪くなり始めます。
そういう時は無視することにしましょう。相手にするだけ無駄です。
相手にされないと感じると結果的に自分が自滅するようなことを言い始めます。
そうなったら占めたものです。
年下上司氏も言い始めました。「だったら私がやりますよ。やればいいんでしょ!。」私はその捨て台詞を待ってました。
「じゃ、そうしましょう。実際は上司の君がもう少し仕事を負担すべきだと考えています。」部長が冷たくこの場を締めました。
謝ったら負け、自分のミスを認めたら負けの人は最終的に損をすることになりがちです。

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