ケガをしやすい危険な工場を見抜け

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工場作業と一口に言っても様々です。
転職や就職で工場で働くとなったときに、その会社の工場内を確認することはとても重要です。
比較的きれいな室内で家電製品を組み立てたり食品にパックをする業務なども工場作業と言えるでしょう。
そういう工場には女性も男性も同じように働いていて比較的安全に作業をします。工場でのケガは労災になるので、本当は公にしたくないのが会社の本音ですが、隠してばれた場合のリスクの方が高いです。以前は労災隠しなども日常的に行われていましたが、ほとんどの会社が今ではケガをするような事故が起きた場合は隠さず正直に報告をしています。労災隠しは労働安全衛生法違反となり、50万円以下の罰金に処せられます。
罰金の金額としては大した額ではありませんが、ケガをするような工場や現場では、安全に対する心構えが不十分ではないかということで、改善処置を求められます。
なによりも自分の身が大事です。工場作業にはケガがつきものですが、アブナイ工場は存在します。

自動車工場や建設系の工場の場合は、取り扱う製品の重量があるので移動はレールやクレーンを使用する場合が多いです。製品の重量が人の力でなんとかなるようなレベルではないので、男女どちらでも作業できるかと思われがちですが、ちょっとしたことで力が必要だったりします。部品をまとめて運ぶ場合はクレーンになりますが、クレーンで運べるように台の上に部品を乗せるのはいまだに人力だったりします。工場の自動化は今後進んでいくのでしょうが、工場への設備投資は今後業界に未来があるかどうかがカギとなります。
最近ではきれいな工場もめずらしくなりましたが、それでも雑多な雰囲気を残す工場も少なくありません。
道路から工場内をみると工場内に資材が山積みになっていて、その中に加工用機械があるような工場です。

足元に雑多な材料や製品がちらばっていて、つまづきやすい状況があると慣れた職人はいいのですが、初めての人など勝手がわからずにつまづき事故などもおこりやすくなります。小さい工場では、製品置き場と資材の関係等により工場が一見ゴミ屋敷のようにみえてしまうこともしょうがないのですが工場内の社員や職人の安全を考えると整理整頓は重要な項目です。
小さい工場では、製品そのものも自分で運べるくらいの製品も多いのですが、大きな工場になると製品も大きくなり、運搬に製品を吊り上げるためのフックやワイヤーが必要になります。元々製品重量が何トンにもなるものを吊り上げるわけですか、そのフックの重量もかなりのものになります。
そういう道具を製品を移動した後に放置している工場も要注意です。
工場内に色々なモノが雑多においてある場合は、避けるようにした方が賢明でしょう。

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