引越代金が高額の時に検討したい方法

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繁忙期は引越業者も忙しいので費用も上がる

年度末の2月から4月にかけては、引越し需要が急増する時期です。
社会人の人事異動や大学生の入学が決まるので、どうしてもこの時期に集中しやすいです。新入社員の受け入れに併せて組織を入れ替え、4月から新しい体制を始めたがります。
人事は、発表するまではナイショなことが多いので、社内で周知されるまでは知らさないことが前提になっています。社内よりも協力業者(下請け業者)などの根回しの方を優先する人もいるので、自分の会社よりも他の関係者から情報が漏れることもあります。転勤すると直接対応がしにくくなるので、ある時期で一端区切りがつくように調整したりします。

協力業者さん「Aさん今度転勤なんだって?」
私「はぁ?(聞いて無いぞ、そんな話…。でも知ってた振りしよっと。)そうらしいですね!」
と適当に話を合わせますが、頭の中はフル回転です。
Aさんそういえばここところ早く帰っていたし、そういえばこの間支店があるところのお土産を会社で配ってたなあ。なんてことが思い出されます。

まずは複数社で見積

最初は見積を取りましょう。どのくらいの費用になるのか2社以上で確認しましょう。荷物の確認時に早ければその場で、遅くとも2~3日以内に連絡がくるでしょう。一週間以上ほっとかれたら、ほぼ無視です。その引越し業者はあきらめたほうが良いです。
「引越し侍」などの一括見積がとれる仕組みを使うのもよいのですが、忙しい場合は、大きめなところを2~3社ぐらいを選べばよいでしょう。
会社の転勤などでは、引越し費用ができる可能性が高いので、必ず2社以上から見積もりを取るべきです。
複数社から見積をとる,、いわゆる「相見積もり(あいみつもり)」です。
複数社から見積をとるのは、その時点での標準的な費用を把握するためです。もし自分の懐具合と相談し、さほど差がないのであれば契約した方がよいです。
繁忙期の場合はスピードも大事なことです。
新生活を始めるにあたって、引越し先に荷物をもっていくか、引越し先で必要なものをそろえるかをまず決めるべきでしょう。
資金に余裕があれば、今あるものは置いていくか、処分してしまい、新しく家具をそろえるのも新生活には、ふさわしいかもしれません。

荷物を持っていく場合(単身パックや自分で運ぶ)

引越し業者の中には、単身パックと言って、単身者や学生などの荷物が少ない人向け用の引越しのパックもあります。

例えば日通の単身パックは
sサイズ(横幅108㎝、奥行き74㎝、高さ155㎝) 0.8平米
Lサイズ (横幅108㎝、奥行き104㎝、高さ175㎝) 1.13平米

0.8平米は、畳一枚(1.6平米)の半分くらいです。
単身パックそのものは、限られたスペース内に収めて、輸送車に合積みでつめるので、比較的安い場合が多いです。単身パック×2のように複数に仕分けることも可能です。

人手が都合がつく場合は、レンタカーを借りて引越し先まで自分で荷物を運ぶのも方法の一つです。レンタカーの費用や、ガソリン代などの燃料費や高速を使った時のETC料金などもレシートなどをメモしておくと後で請求しやすいです。

受け取り可能なら路線便(混載便)の利用を

時間があれば「路線便」の使用ができます。
路線便とは、宅配便のサイズを超える荷物を送る時に使用されるサービスで、大量の荷物を送る時に使えます。宅配便サイズの箱を詰め込めば、非常に安価ですので、一日で引越しを完了する必要が無く、家に居ることが可能であればおすすめの方法です。
問題点は、宅配便のようにいつ到着するかは保証してくれず、引越し後にすぐに使わないければならない物はこれで運ぶの要注意です。

引越し荷物や通常の宅配便は、チャーター便といって配送日が指定できるため、集中する繁忙期は費用があがります。一方路線便は「混載便」といってに元を詰め替えながら目的地に運び、配送する方法です。
様々な荷物を混載するために、時間がかかるが安い方法です。

引越し業者以外の輸送業者を選択

引越し専門業者は、年度末はかなり高額になります。
ただ、通常の荷物の配送業者というのは意外にこの時期はあまり忙しくなかったりします。「○○運送」などと名前がついてトラックを配送している会社が身近にないでしょうか。
引越し業者よりも専門性は低くなりますが、荷物を運ぶのは一緒で、荷物を運び入れるのも問題なくやってくれます。
引越の専門業者よりも手際の良さやちょっとした対応は劣りますが、費用は安くあがります。ピアノなどの傷つけたくない精密品を運ぶ必要が無く、単純に荷物を段ボールに入れて運んでくれればいいぐらいであれば、電話で問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

どうにもならなければ時期をずらす

費用面でどうしても折り合いがつかなければ、時期をずらすしかしょうがありません。4月の第一週目の週末までは、引越しの需要は高いので、それ以降に引っ越すことを検討することも方法の一つです。
引越しが完了するまでは、ホテルなどに宿泊しなければならないので面倒ですが、大学生の場合は講義の開始は2週目以降であることが多いので、思い切って時期をずらすことで費用を抑えられます。
社会人の場合は、引越し先と移動元の家賃が2か所かかってしまう場合がありますが、その場合は会社が一か月程度であれば補填してくれる制度がある場合もあります。総務などで確認し、相談しておきましょう。

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