Fラン大学に留学生がたくさんいる理由

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Fラン大学ではお金さえだせば 入学は簡単ですし、大学側も定員が埋まるので底辺高校からの推薦入学とともに外国人留学生の存在は無視できない現状となっています。国費といって国から生活費などの補助がでる成績優秀な大学生は 偏差値の高い大学に行きますが、親が裕福な場合は入学しやすいFラン大学に大挙して応募してきます。

授業料も留学生であるので免除や半額が適用されますが、日本人とあまり変わらない生活をしているので、かなり裕福な家庭のようです。持ち物などは本当に日本人と変わらないか、良いものを持っているくらいです。
iPhone、iPadはもちろんノートパソコンまで持っています。下手をすると私よりも裕福に暮らせそうです。もちろん中には勉強ができない学生も紛れ込んでいます。

基本的な能力はFラン学生よりも高い場合が多いのですが、目的がバイトだったり、日本で遊ぶことに夢中になってしまったりと様々です。
日本人が留学すると日本人だけでかたまって語学留学なのに結局ほとんど英語ができずに帰ってしまうことがよくありますが、Fラン大学にきている留学もにたような状態になることが多いです。
それなりに日本人の友人もできるようですが、人数が多くしかも外国人ということで、仲間にいれようと思わないと学年では孤立しがちです。

定員を埋めるには最適

大学は定員割れを一番恐れています。定員割れになると大学として機能していないと文科省様から大学として失格であると判断されてしまいます。そうすると下手をすると募集停止の上、閉校ということもあり得ます。
Fラン大学なぞいらないという意見も多くのブログで主張されていますが、教員や事務員、大学の運用に関連した各種業務で利益を得ている業者などもいるのです。偏差値の低いFラン大学不要論を唱える人たちは教育的効果しかみておらず、大学が存在することによる地域メリットなどは論じてくれません。
どんな小さな会社でも必ずお金をもらう側と払う側の関係性は存在します。それを無視した暴論はあまり受け入れられないのではと思います。
無駄と思われることを全て排除していったら、ほとんどの人間が必要無いということになりかねないのでは。

ある学科は人気が無く、定員を埋めるのに一苦労です。日本人の推薦やAO入試でもなかなか定員が埋まらず、とうとう留学生が学年の半分近くを占めることになってしまったようです。
私は幸運にも経験しませんでしたが、ひらがなは読めるものの他の漢字はかならずしも読めず、日本語の講義で理解できているのか判らない。日本人の一般学生も同じようなものですが…。

教員にとっても未知の領域

日本人学生の場合、裕福な家庭とあまり家計に余裕が無い家庭に二極化します。裕福な家庭の場合は、4年間遊ばせておいてもいいと考えている様で学生が希望すれば大学卒業後にさらに専門学校に行かせたいなどとのたまう保護者も存在します。貧乏な家庭に育った私としてはうらやましい限りです。
裕福な学生というのは、やはり余裕があります。あまりガツガツしないのです。
のんびりとFラン大学の易しい講義は留学生には最適かもしれません。

前述の定員の半分近くが留学生の学科は、教員にとっても未知の経験です。
ある留学生はニヤリとしながら、「〇〇学科の先生たちは初めての経験だと思うので、ものすごく大変だと思う。今までと同じように管理しきれるかな。」と言ったそうです。すでにカオスな状態になっているのに今後さらに拡大することになるとしたら…。
性格的には割と素直な学生が多いのが救いですが、ここは日本か?となりそうで要注目です。

留学生は授業料免除になりやすく将来的に大学経営の悪化も

国を問わず、日本以外からの留学生は授業免除や奨学金などの手当は厚いです。定員を満足するためには外国人留学生が必要です。反面、授業料免除を連発していると授業料そのものが減ってしまいます。有名な私立大学ならともかく、地方の無名私立大学では。最終的に大学経営そのものに影響を与えかねません。
留学生により破綻する大学が今後続出していく可能性は高いと思われます。

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