業界の景気は良いはずなのですが、ここにきてどうやら仕事の受注が多い会社と少ない会社で差がつきはじめたようです。ほとんどの製造工場に仕事の受注がある場合はよいのですが、来期はまだ予定があるが今月来月が空き気味だという工場の状態を聞きます。
管理者が有能な人間半分、ゴマすりだけ上手な無能な人間半分のわが社では、思うように儲からず、どうやらこの冬のボーナスは下手をするとでないのでは…というウワサです。
正直言って今ある程度のボーナスがもらえなければ、この先生活がじり貧になるのではないのかと不安になります。
こいいう悪いウワサは工場内にたちまちに知れ渡ります。眠気ざましに工場内を確認がてらぶらついているといつものように休憩時間そっちのけでその話が持ちきりです。
黒字なのにボーナス激減?
わが社は黒字ではあるのですが、目標未達だというのがどうやら理由のようだと愚痴を言っています。前年度からも売り上げは下がっている様で思うように利益がでていないようです。
年下上司氏あてには、色々と会社の状況についてメールが来ているようですが、それを周知しろという指示をいつも忘れる人間なので、私のところには正確な情報がきません。
最近では、大会社ではボーナスも100万円とか200万円とか景気のいい話が聞こえてきますが、わが社はもしかしたら無いかもしれません。(泣)。
目標未達といっても黒字は黒字、ボーナスがもらえないということは無いと思うのですが、わが社はホールディング企業の子会社で、親会社は上場しています。以前は儲かったら儲かっただけ社員還元が基本でしたが、最近では「株主還元」が一番優先され、その次が設備機器の拡大と社員用のくだらない行事(社員教育等)にお金を使うので、社員はへの還元はその次だとのたまいます。
最近では働き方改革の影響で、ほぼ定時で帰ることが多く、仕事も以前より受注量が減っています。仕事を取りすぎることで残業が発生し、人件費があがることをさけるようになっています。
株主さま還元が最優先
親会社は同族経営で、株主さまにわが社は働き方改革を進めるホワイト企業ですと言いたいために、残業をしないように要求してきます。さらに株主に利益還元がもっとも最優先事項です。株主さまではなくて、大量の株を保有している親会社の同族経営の皆様の利益であろうとは社員全員思っていても表面上は口にだしません。いかにわが社がホワイト企業を目指していて、子会社にも徹底し成果が出ているかをアピールしたいために働き方改革が機能していて、儲けもでていることにしたいようです。
社員のモチベーションは低下しており、さらに仕事が高能率化してききたことにより、人間関係がギスギスしてきています。
ボーナスが0またはほぼ出ない場合、ローンでボーナス払いがある人など、かなり厳しい状態になることが予想されています。つい先日の抑うつ状態の休職者がでたばかりで社内には、いや~な雰囲気が漂います。
もうすぐ通達ですくなくとボーナスがでるかどうかは発表があると思うのですが、さてどうなることやら…。