売り手市場で就活を油断するFラン学生

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大学新卒の新入社員の就職率がここ2~3年高止まりしています。失業率も低下し、有効求人倍率も非常に高い状況です。
バブル期では1.5倍程度であった有効求人倍率を追い越し、2018年の段階では1.6以上となっています。1倍を超えると働きたい人の数(求職数)よりも雇いたいと企業が求人を出す数(求人数)の方が多く、人手不足ということになります。

働いてほしい会社(求人数)>働きたい人(求職数)

最近だと最低の求人倍率は2008年のリーマンショックの頃で0.5倍程度です。
アルバイトの求人も多く、現在の学生は遊び用のお金を稼ぐのにさほど苦労はしません。
景気が良い時と言うのは、もちろん経済が好調な時が多いので、お金が回っていきます。偶然ビジネスが当たる、FXで一気に資金が10倍になるなど一発逆転を目指すいていた人の中から成功者もでてきます。成功者になる可能性は、好況不況あまり関係ないかもしれませんが、やはりお金が余裕ある人がビジネスを始めたい人に回せるだけの余裕がある方が試行回数も増えますし、社会全体に余裕があれば資金も回ります。潤沢とはいえないまでも以前に比べれば設備投資額も上がっていますし、チャンスは増えているといえるでしょう。
しかし、中には不確かな情報も紛れ込んでおり、Fラン学生はスマホで簡単に得られ、自分に都合のいい話を簡単に信じ込みます。その結果、「働かなくてもいい」とか「会社員なんて社畜」とか言い出します。

隣の芝生は青く見えます。勉強をしてこなかったFラン学生は大学の講義にもついていけず、勉強のおもしろさもまったくわかりません。そんな中で学歴も関係なく成功したという本当か嘘かわからない大量の情報にさらされます。
最近ではLINEやツイッターなどで自分で気づかずとも流れてくる情報にこういうこともあるのかと少しずつ洗脳されていきます。
もしかしたら本当に成功している人かもしれません。すべての情報が嘘だとは言いませんが、うさんくさい世界であることをFラン大学に入学してくるような学生は元々情報を精査する能力など持ち合わせていない学生が大半です。
好景気だと何割かの人は資産家になることができます。

成功者は幸運ということがわからない

たまたま運が良くて成功した人がウェブや雑誌で取り上げられると自分でも同じように成功できるのではないかと考えてしまいます。Fラン学生の多くは短絡的で他人ができることは自分でもできてしまうと思い込みます。
「自分は今は努力していないので、成功していない。目標が決まればものすごい努力をするので、今成功しているアイツにすぐ追いつける。」
じゃすぐ今やれっつーのと思いつつFラン学生の妄想を聞き続けます。

学生のA君はプロデュース業に就きたいと本気で言っており、就職活動をしなくて12月に突入してしまい、周りの担当教員や就職担当から諭され、ようやく自分の愚かさに気づいたのか就職活動を始めたのですが連敗続きです。小論文が課題だったのかどういう内容なのか書けずに一回面接を延期しています。
とりあえず締め切りに間にあわないのであれば就職事務担当やゼミ教員に相談しろと思いますが、妙にプライドだけは高く、否定されるのが嫌いなので、自分勝手にやろうとします。
下手をすると無断で面接を休もうとします。教員や事務員の手助けで何とか試験は受けさせました。学生本人は手応え有りとのことでしたが、結果は不採用…。
年末近くになり、さすがに求人は少なくなってきましたが、そこは人手不足の現在、未だに応募企業はあります。
A君もそのうち決まると思いますが、いまだ就職が決まっていない学生のみなさん、どこだっていいので企業に就職しましょう。

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