大学の期末試験と単位

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現在の大学の期末試験

以前は、大学は試験期間を設けて期末試験を実施していました。最近では大抵の場合最終週に試験を行うことが通常になっています。そのかわり90分15回の講義はきちんとしなければならず、休講の場合は必ず補講をしなければなりません。教員とて人の子なので、花粉症や風邪をひくことで体調不良になることもあります。ましてやインフルエンザにかかろうものなら、1週間程度は勤務するなと言われるのが普通でしょう。今いる会社でも表向きはホワイト企業なので、インフルエンザにかかった時は大抵の場合休むことができます。ブラック企業では出社を強要される場合もあるようですが、大抵そういう時は繁忙期で他の人たちも疲れ果てているでしょうから、その時にウィルス発生源を投入しようものなら社内パンデミックを避けるのは難しいと思うのですが。
ともあれ、大学の期末試験は大学入試センター試験などよりも緩いにせよ、欠席した場合はよくて再追試に振り分けられ、下手をするとそのまま不可となります。教員も意外にこの時期だけは健康に気を使い、後期は冬の寒い時期にあたりますので、常時マスク着用している人も多いです。学生も特に4年生は卒業論文が最中なので、さすがに自己防衛しています。

底辺大学生のカンニング

私が教えていたFラン大学は、意外かもしれませんがカンニングする学生は少数派になります。問題のレベルが低く、とっても簡単なので普通の学生はカンニングする必要がないからです。

それでもFラン大学生の中の最下層はとてつもなく知能が低いので、どんな簡単な問題も解けません。自分の名前が書ければ点をあげればいいのでしょうが、さすがにそこまでレベルを落とすわけにはいきません。一応、「何々大学」と大学という名前がついているので。

Fランの底辺学生は、どの人間も自分と同程度の認識能力しかもちあわせていないと考えています。自分がだまされそうな嘘であれば、他人もだませると信じています。どんなに幼稚な嘘であっても何とかなると思い込んでいます。

私が講師だったころに、試験を行うとどうもキョロキョロと挙動不審の学生がいました。回りを伺い、私の位置を確かめるとペンケースのあたりからなになら引き出している様子です。目線がペンケースの方から動かず、おもむろに試験用紙に向かいなにやら書き出します。ある程度書くと今度はまたペンケースの方を見やり、文章を確認しているようです。

当時私が教えていたのは数学系の教科であり、わりとΣ(シグマ)とかθ(シータ)とかのギリシャ文字を使う科目でしたが、それにでくわすと読み方もわからず、何を書いていいかよくわからないようで、へんてこりんな記号を書いてくる学生もいます。

自分はうまく隠せていると学生は考えているかもしれませんが、カンニング等の不正行為はかなりの場合でバレバレです。試験の監督役も私の科目は自分で行っていましたが、教授などは助教がいる場合はそちらに頼んでいることが多いです。試験監督なんて時間まで何もすることはなく暇なので、学生の方をみやりながらぼんやりしています。そうすると変な挙動をする学生が目につきます。妙にこちらから姿を隠そうとしたり、目線が解答用紙でないあたりをうろうろするのです。
ああ、カンニングかなと思いますが、あまりにもあからさまにする場合は面倒なので見逃している場合が多いです。

Fラン大学の試験

Fラン大はFラン大に合わせた問題設定をします。
数学の知識が無い学生がいるので、 公式の暗記や難しい計算はほぼ解答できません。
どうにもならない学生が多く含んでいる追試などは試験問題を事前に配布することまでありました。そこまでかみ砕いて問題を作っているのに、まったく問題を解こうとしない学生が結構います。そういう学生に限って、単位認定ギリギリに来て「単位をください」とお願いにきます。「単位をください。やばいです。」正直知ったことではありません。こちらが一生懸命練りに練った問題をまったく解かずに単位だけ欲しいという学生たち…。

このあたりは普通の大学でもわりと繰り広げられていると思いますが、Fラン大学の学生は、期末試験が終わり後期が終了するとただただ自分はヤバイと言い続けるのです。
私は結構厳しくしていましたが、教授や准教授から、自分のゼミ学生を何とかしてくれと頼みこまれ、面倒くさいが、レポートや再試をしたこともあります。
非常勤の場合は大学にいつもいるわけではなく、時間を調整しなければなりません。しょうがないので、レポートをメールで提出させるとあからさまにインターネット上の文章のコピーと思われる文章を大量にコピペして送り付けてきます。

お前この漢字読めないだろうと思うような難解な文章をいつも呆けた顔をした学生が書いてくるのです。以前のレポートではなぜか自分のことを示すときに「私は」と書かず、「小生は」とかいてきたアホ学生がいます。彼は本当に理解できているのかわかりません。「しょうせい」って読めるのかな?

結局は単位を認定しなければならない

最終的には、どんな底辺学生であったとしても、講義の単位が必要ならば、認定しなければなりません。できるだけ4年で卒業させるのが暗黙の了解になっています。
特に私のような非常勤講師では、最後まで学生の面倒をみることもできないので、常勤の教員にまかせなければならないのが現状です。
中学生でもできる数学系の問題ができない学生が社会で通用するかどうかわかりませんが、後は学生個人の問題だからしょうがないというのが大学の本音のようです。

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