Fラン大学生に記録の大切さを教える

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Fラン大学生の底辺はホントに頭が悪い。

演習問題を授業中に解説するとその問題だけは解けるようになるが、ちょっとでも数値が変わったりするともうできない。要は問題の解き方を理解しなければならないのに全く学ぼうとせず、人の話を何も聞いていない。以前講師でいた大学の学部は理系という文系というか中途半端な性格を持ち合わせている学科なので、いわゆる私立文系(私文)のような学生も結構な人数で入学してきます。文系の人間だから数学ができないというわけではなく、端的に「勉強」ができないのです。

まったく講義に集中できない学生もたまに見かけます。スマホをいじっている学生が集中してない学生だと考えていた時期がありましたが、実は真面目そうにノートをとる学生もよくわかっていないことがわかりました。ノートをとっている振りかと思うと、実際に何かを書き付けていますし、別にいたずら書きをしているわけではありません。
ただ単に黒板やスクリーンに映っているものを書いているだけなのです。
ただノートに書くだけで自分の頭の中にインプットできるかのように…。

勉強する習慣が無い

勉強と言うのは習慣です。小学校や中学校の時は宿題などがあり、それをやらなければ遊べないとか次の日学校で先生に怒られたりします。中学や高校では、受験勉強でいやでも勉強していた人が多いのではないでしょうか。Fラン大学に入学するような学生の多くは、中学高校は、卒業するためにいるだけであり、ボーっと過ごしていた人間がほとんどです。
競争の少ない世界にいたせいか、自分の学力がわからないのか、常に自信満々な人間もいます。彼らは「俺は本気をだしたらスゴイ。今は本気にならないだけ。本気出したらあいつら(成績の良い学生達)なんかよりはるかに上にいける。」というような妄想をたれながします。自己暗示なのか単なるバカなのかわかりませんが、本人は本当に自分のことが優秀だと勘違いしている学生もいます。
基本的な数学もできないのに、数学系の授業をたくさんとったりします。数学と言ってもFラン大学のレベルですから授業の程度はお察しですが、高校の授業などとんでもない、中学校で習う数学レベルでいっぱいいっぱいというぐらいです。
わりと素直でいい子でも頭の悪さは極端で、何度同じことをいっても理解できません。毎回同じようなミスをし、何回でも同じことを聞いてきます。

自分が理解できるようにメモを取らない

講義中にノートをとったり、PCの操作を教えたりするとメモを取ります。しかし、そのメモが何かの役に立つことはありません。どんなメモをとっているのかわかりませんが最も重要だということを全く理解せず、何度も何度も聞いてきます。なんのためにメモをとっているのか。
メモをとる事は大事なことだと思いますが、「何を」記録すればいいのかがよくわからないようです。最も重要なことだけはなぜかメモを取らないのです。
しょうがないので、根気よく何度も質問に答え、重要な事をメモに書かせ、ここに大事なことが書いてあると教えます。それでも3日もたつと忘れます。

ちなみにウチは大学です。小学校ではありません。

メモは不必要とか、スマホで撮影すればOKという風潮もありますが、少なくとも手を動かして記録する習慣をつけることは重要だと思います。メモを取ることで徐々に重要な項目を短くまとめることができるようになります。
2週間ほど繰り返し何度も何度も根気よく説明し、 私が言ったことをそのまま書くのではなくて、私が言ったことを自分の言葉としてメモに書きなさいとアドバイスして、わずかですが進歩がみられるようになってきました。ほんとにわずかですが。

手帳術がはやりですが、Fラン大学生には高度過ぎます。まずは何でも自分が理解できるように記録をとる習慣をつけるのが重要ではないかと思います。

 

 

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