底辺学生は楽してお金儲けが大好き
春から夏にかけて、大学では勧誘が多くなります。サークル活動はもちろんですが、どちらかというとアンダーグラウンドで展開されるのが「宗教」「インチキな金儲け」です。宗教の方は、Fラン大学だと意外に引っ掛かる人は少ないです。ただし、ハマるとどっぷりといった感じで、そのまま大学から消え去るようなタイプも数年に1人ぐらいはいます。
Fラン学生が簡単に騙されるのが「インチキな金儲け」です。
Fラン学生は努力がきらいです。しかしお金は大好きなので楽してお金を儲かる方法と聞くと常にスマホをみているために焦点のあわない呆けた目をしているのですが、急に輝きだします。
この間大学にお手伝いに行き、就職希望の学生と空いている教室で打ち合わせをしました。その学生は非常にまじめでFラン大学と言えども成績が良く、性格もとても素直です。近年は非常に好況で、今までウチの大学では無理だろうと思われるような大企業でももしかしたらと思わせてくれそうな気がします。
面接で、就職の志望動機など大抵聞かれそうなことをどう答えようかなどの打ち合わせをしましたが、自分の考え方をきちんと持っており、さらに大学時代に部活動もしていて地方大会ではあるもののそれなりに結果を残せています。
こういう学生はエントリーシートも非常に書きやすいですし、素直な一途さがとても好印象でした。
仕事の能力と学力は多少比例はするのでしょうが、中学校卒業程度の学力があれば、一般の仕事は問題ないように感じます。Fラン学生の中には中学生レベル以下の学生がいるので、彼らのような人材は将来どうなるのかわかりませんが、大抵の場合は入社さえしてしまえばなんとかなるのではないでしょうか。
バイトで月に20万円は不可能ではない
夜の呼び込みのバイトはFラン大学生の好むバイトの一つです。夜の繁華街で、居酒屋やバーなどを紹介するアルバイトです。キャバクラや風俗の紹介とは少し違うようですが、酔客を相手にの紹介なので、トラブルも起きるようです。最近では仙台の東北大学の学生が客引きの迷惑条例で補導されたりと全国的に繁華街の客引きに関して締め付けが厳しくなっているようです。私のいる地域でも同じ状況のようで、小銭を稼ぐにはかなり割のいいバイトのようですが酔客相手なのでトラブルにつながりやすいのです。
大学生をアルバイトで雇用している会社はある程度きちんとした会社が多いようですが、中にはぼったくりに案内するような客引きを推奨している会社もあるようで警察からは見分けがつきにくいし明確な線引きも難しいのでまとめて取り締まってしまえ!というのが本音のようです。問題無い会社でもバイトを中々休みを認めてくれないところもあるようですし、時給は高いので魅力的ですがそれにハマって大学の卒業まであやしくなるような学生もチラホラいます。
客引きができる範囲が決められ、それ以外で客引きした場合や、客とトラブルが起きた場合は客引きの方を取り締まるということなので、できれば学生のアルバイトは控えるように指導してほしいと警察署の方から申し入れがありました。
大学側では、明らかに違法ではないので学生に「やめろ」と言えないという意見もあったようですが、極力そういうバイトはしないように指導していくということになりました。