1日分仕事がなけりゃ非正規を帰せ!

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非正規雇用は正規雇用と違い、立場が弱いと言われています。特に4月からの同じ労働をした場合には同じ賃金でなければならない同一労働同一賃金が始まっており、一見非正規労働者に有利な様に思われます。
しかし、同じ働きをして、費用を安くおさえることができるのが利点のはずの非正規雇用が正規雇用と同じだけ払わなければならないのであればまったく「うま味」がありません。
非正規は会社が忙しい時だけ使って、ヒマになったら使わないようにしたいのが経営者の本音です。外国人労働者も同じで、安いから雇用するのであって日本人と同じ給料を払わなければならないのであれば途端に雇用される可能性が低くなるはずです。
正社員は解雇しにくい状況ですので、まずは非正規を整理したくなるのはしょうがないことでしょう。工場で働いている人は非正規といっても期間工の様な明らかにパートタイムでない限りは実は中々契約を延長しないといったことは滅多にありません。基本的には正社員と同様に働くことが前提で、工場の形態によっては長く働いてもらわなければならないこともあり、私の働いている工場でもまさか解雇されることは無いだろうと甘くみている人もいます。

効率的に生産すると次の日に生産するものがない

昨年度わが社は何億もする設備投資を行い、大規模な自動化システムを導入したのですが、これがおもったよりも稼働しません。なぜ稼働しないのかが経営会議でやり玉にあがってしまい、社員たちに新設備を使おうという意識が低いのではという意見がでてきました。そこで社長の一言によりなぜ稼働率が低いのか工場の社員たちにヒアリングして次回に報告するようにとの命が工場長にあったようです。
サラリーマンは上司の言う事に逆らうのは難しいです。特にわが社は上司の言うとおりに動いた方が出世しやすいので余計に役職者は経営陣にはイエスマンとなる人たちが多くなります。
言われたことはしなければと工場の人たちにヒアリングしたところ、受注量がすくなすぎることと、製品の設計が決まらないので図面が最終決定せず待ち時間が多くなっていることがわかりました。たしかに高能率の設備を使用すれば製品がはやくできあがるのですが、製品を能率的に生産したら工場の人たちの仕事がなくなってしまうのです。工場のほとんどが非正規で時給換算で働くため、仕事がなければ終業時間よりかなり前で待機状態になってしまうとのこと。
要は勤務時間にあわせて作業量を調整しているようです。

現場の不満や本質的な状況と意識高い系経営陣との板挟みにあうので誰もがいやがる工場長職なのですが、結局管理者がなんとかするしかありません。
社内ニートの私はこういう時に少し気が楽です。自分たちに都合がいいことしか考えない人たちの中で本音も言えず上手くかわすのは並大抵の能力ではできません。
工場長が何を言うかと悩んでいましたが、報告会議では受注量が少なすぎるのだとして、工場の人たちがチンタラ仕事していることはごまかして報告することにしたようです。

工場内がギスギスした雰囲気になると私の部署にも多少影響があります。
あいつら仕事してないじゃないか、難癖というか、至極全うな意見というか立場が危うくなる場合があります。
仕事の受注量が少ないのは工場だけに非があるわけではなく、営業や会社全体の問題であるのでとりあえず問題は棚上げになったようです。そのかわり何億もする機械を導入したのでそちらを優先的に稼働させ、工場人員に作業が無くなるようなら残りの時間は退勤させ、余計な給料を支払うなということになったようです。さらに、報告会議の終了間際、非正規雇用者で何人か契約継続をしない予定なので、誰にするか候補者を選ぶように指示されたとのこと。
非正規雇用だけとのことなので、私は今回対象外らしいのですが将来があぶなそうなら転職も考えなければならないかもしれません。

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