フレックスタイムは便利だが中小企業は要注意

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わが社は2年ほど前から事務職員の人たちはフレックスタイム制になっています。
ひと月の間に基本の労働時間が決まっていてその時間内であれば残業がつかず、その基本時間を超えた時間分が残業として処理されます。
フレックスタイム制は自分のペースで働いてもいいので、ありがたい制度です。
わが社は工場形態の業務もあるので、こちらはさすがにどの時間でも働いていもいいというわけにはいかないので、工場内で働く人たちは基本的に決められたスケジュールで働きます。工場の事務所にいる事務系の人たちはフレックスタイム制でいつ出社してもいいという仕組みになっていました。

開始は2年前でその時は10時から14時までがコアタイムで実施していました。コアタイムとはその時間だけは全社員出社していてね、それ以外は自分のペースで働いていいいからねという時間帯のことです。それから2か月後に今度はコアタイム無しのスーパーフレックス制度を実施しました。
コアタイム無しということは、例えばその日の労働時間は極端な話、10分間でも構わないということです。

新しい仕組みができると上手く対応できる社員とどうしていいのかわからない社員にわかれます。出勤時間が自由ということは、朝礼もできないし、まとまった会議もできません。部課所のミーティングも、通常勤務時間であった時間帯に社員が出社しているかわからないので、2週間前にはそれぞれのスケジュールを確認して会議を開催するルールになっていました。
半年ほど実施してみたのですが、遅めに出社する社員が営業だったりすると顧客からの電話があってもまだ出社しないということがあるようになりました。いつ出社するかもある程度予定を月初めに申請するのですが、それを守ることもせず何時になるのかわかりません。顧客からの「では何時なら会社にいますか」の質問に事務員が答えることができずに怒られる様な事案が増えてきたようです。

顧客から連絡がある部署は要注意

ずぶとい社員はこういう時も会社はスーパーフレックス制なのだからどのように働いても自由なのだと主張して、自分のつごうのよい時間でしか働きません。
顧客は朝8時ころから開始する場合が多い業界なので、たいていの場合、顧客側の朝の段取りが終わった9時ごろに電話連絡がくる場合が多いです。
「携帯(スマホ)に電話したのですがでません。連絡方法はありますか?」といわれてもこちらもそれ以外の連絡手段はありません。携帯電話に電話して出ない人はどうしようもありません。
営業によっては返事を遅らせるためにわざとでない場合もあったりするので迂闊に対応するといろんなところから文句がきてしまいます。
フレックスタイム制なのでいつ出社かわかりませんというような受け答えをしてしまい、結構なクレームが集中したとのことです。

コアタイムを結局設けて対応…

最終的に9時から12時までをコアタイムとしたフレックスタイム制に変更になりました。スーパーフレックスは半年ほどの実施でした。
見切り発車でコロコロ決まりを変更するわが社らしいのですが、結局自分都合だけで決まりを作っても顧客の都合にあわせなければどうにもならないというのがようやく経営陣にも理解ができたようです。
最終的には、みんな何か用事があるとき以外は8時5時で出社しており、午後は理由があれば休める程度の制度になってしまいました。
午後から気軽に休めるかと言ったらほぼ全社員が一日普通に働いているので自由に使うこともできず、一部の空気を読まないタイプだけが平気で退社するというような状況が続いています。

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