第二新卒は転職サイトより大学の就職課へ

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第二新卒という言葉があります。第二新卒とは学校を卒業した後おおよそ三年間ぐらいの20代半ばくらいの転職や就職を目指す若い人たちのことです。
大学を卒業した直後を新卒と一般的に言います。日本では、就職際に最も新卒が有利であり、短期間で退職した場合でも既卒として扱われます。しかし、卒業から3年ぐらいまでの間に転職を希望したり就職しようとする求職者を新卒ではないにしてもほぼ未経験の新卒と同じように扱い、新卒の時と同じように就職の機会を増やそうとする考え方が一般的になってきました。

最近の若者はすぐに会社を辞めるというおじさんたちがたくさんいますが、昔もそれなりに入社してすぐに退職してしまう人たちは一定の割合でいたように思います。
退職理由は様々です。
・仕事内容が思っていたような職場でなかった。
・給料が安い。(事前に説明を受けている場合と入社してわかる場合もあり)
・ハラスメントを受けた。
・病気になった。
・家庭の事情(近親者の介護)

転職先を調べるために卒業した大学の就職課へ

病気理由の場合は治療優先すべきだと思いますが、実家住まいなどでなければ、生活費を稼ぐ必要もあります。何か他に自分のしたいことがあるというのなら別ですが、まずは当面の生活費を稼ぐことを目標にしましょう。
求職者が転職先を探すときには下記で情報収集をするのが一般的です。

・転職サイト、転職エージェント
・ハローワーク
・地域のウェブ情報や求人情報誌

ただし、もしあなたが第二新卒に入るのであれば上記よりもまず卒業した大学の就職課を訪ねてみましょう。次に良い手段としては知人の紹介があると思いますが、ブラック企業に当たりやすいのみ事実です。
離職率が昔に比べて高いとは思わないのですが、政府はそうはとらえていないようで早期の若者の退職者に関して対応しようと現在の大学の就職課は卒業したOBに対しても対応しています。大学に来ている求人のなかから、新卒限定でない求人もありますし、大学の就職課からの紹介であれば新卒限定であっても考慮するといった扱いになることもあります。
大学の就職課や就職担当の教員は企業の人事部とつながっており、大学のある地域のハローワークとも連携している場合が多くあります。

身元がよくわからない人からよりも大学の就職課から推薦された人の方が信頼されますし、実際の人事担当者の本音の話を就職課の担当者は聞けるので、だされている求人が本当に雇用するつもりがあるかとかの情報は信頼がおけます。
ハローワークやウェブなどにはいわゆる吊り求人という本当は雇用するつもりが無いがダミーとしてだしておくこともありますが、こういう無駄な求人に対応する時間が減ります。

転職サイトに登録することも有効ではありますが、転職サイトが勧めてくる会社の中には人手不足になるべく理由が明確な場合があります。きつい、汚い、給料が安いなど、ブラック企業臭がするものが含まれてきます。転職サイトは、あまり人が集まらない企業に応募者を入社させることで儲けるビジネスモデルなのです。
大学の就職課は大学を卒業したOBから話を聞けるので、ブラック企業かどうかを把握しています。もちろん反社調査についても大学独自のルートで行います。
また、企業とのつきあいはありますが、評判の悪い会社は自分の大学のOBですから進めてきません。

大学を卒業して数年しか経っていない求職者のみなさん。仕事を探すのであればまずは大学の就職課を訪ねましょう。損得抜きで有効な情報をもらえますよ。

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