学歴でボーナスに差がつく中小企業

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コロナの影響による不景気が叫ばれる中、何とかわが社はボーナスがでました。
最悪ボーナスはでないものと覚悟していましたが、わずかであろうとでるだけましってものです。

正直言ってわずかであるのですが、どのくらいでたというと大体月給の一月分ぐらいです。
ここから具体的に金額を言わずに社員同士で腹の探り合いが始まります。
こういう時には具体的に金額を言ってしまう思い切りのいい社員と、微妙に隠してしまう社員とに分かれます。
「ボーナスどのくらいでました?」
「あんまりでませんでした。残念でした。」と金額が自分が思ったよりもでたのにも関わらず謙遜するタイプと、
「ボーナスどのぐらいでました?」と聞かれて、
「〇×万円だった」とぶっちゃけてしまう人に分かれます。

そんな会話がそこかしこで繰り広げられるので、ボーナスがでる日の前後は耳がダンボになっています。私はもちろん金額は少し少なめに言うタイプです。
なぜかというと、私は社内ニートに関わらず、意外に評価が高いのです。
何も仕事をしていないにも関わらず、何故かあいつは何かをやりそうなタイプだと認識されているポジションにいるので、少なくと評価が最低ということはありません。年下上司の嫉妬により、ボーナスの査定の評価が低かったとしても、他の部長や評価をする人たちに好印象なので、ある程度の評価をもらえます。

こうなったら、社内ニートであろうが、まったく業績を上げてない部署の平社員であろうとあまり関係ありません。
まわりの社員と比べて期待値が高いのでどうやらボーナスが高めらしいのです。
学歴を低く見積もる人間がFラン大学には多く、すぐに退学とか休学したり、「勉強に興味が無い」とか「大学の授業がつまらない」といってドロップアウトする学生が多いのですが、私のような社内ニートであっても大卒で大学で非常勤講師までやっている人間だと中小企業では実力以上の評価がされます。

大卒であることの価値を感じるのはこういう時です。
高卒や中卒では未来に期待されることは少なく、大卒であるだけで評価されるのが中小企業の現実です。社内ニートでありますが、大卒である分意識高い系の物言いはできるので、正直言って学力が低い人たちの中では際立って意見が目立ちます。
たいした事を言うわけではないのですが、積極的に意見を述べる人はいても的外れだったり語彙力がなかったりします。
給料は安いかもしれませんが、有能な人間が多い大会社と比べて一目おかれやすい中小企業は、バリバリ働くのがいやになった人たちには適しているのではないでしょうか。
毎日ご飯が食べられて、借金をしなくても生活できる中小企業はのんびりと働きたい人にはとてもおすすめです。

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