ネットの世界はとても広い。
自分が体験したことが無い世界をたくさん知っている人たちもいる。芸能人だとちょっと手が届かないような感じもするが、ネットの有名人は自分たちよりもちょっとだけ優れているだけな気がする。特にインフルエンサーと呼ばれている人たちは、自分は普通の人間で努力を続ければ夢がかなうとSNSなどで唱え続けている。twitterなどでは大金持ちがたくさんいる。月に7桁万円とか8桁万円とか平気に稼げるらしい。しかもビジネスを始めた当初は挫折経験が多い。うつ病も結構多いようである。ビジネスは失敗するのは当たり前だし、それには違和感が無い。会社や始めたビジネスのせいでうつ病になり、その後大成功!みたいな自己紹介があふれかえっている。
普通の人間だと自称している彼らの真似をすれば、自分も同じようになれるのではないかと思い出す。誰しも挫折はするものだ。
成功しているあの人も少し前までは自分と同じだった。だから自分あの人のように短時間で同じように成功できるはずだ!
そんなわけないだろう。なぜあこがれるあの人に自分も同じようになれると思うのか。Jリーガーやにあこがれる人は多いが誰でもプロのサッカー選手になれないことは用意に理解できるはずだ。
だがこんなのに騙される人が結構いるらしい。そりゃお金配りおじさんに便乗して詐欺メール送るやつが増えるわけだよなあ、と思う。バカにつける薬無しとはいうものの、自分がバカだと認識していない人間は薬が必要だとも思わないのでは。とりあえずインスタントにお金を稼げれば満足なのか。地道にサラリーマンやアルバイトでもいいけども給料をもらうのがそんなにダメなことなのかと聞いてみたいものです。
一発逆転は起きる可能性が低いからこそなのに、こぞって仕事に結果を残せない人ほど自分には奇跡が起こせるのではと次々と消え去っていくのはむなしさを感じてしまう。
Fランの大学生にはもちろん簡単にだまされやすい。彼らは基本的には業界のトップレベルの会社に入社することはほぼ無い。大抵の場合中堅である。よほど競合がいない会社でなければ、偏差値の高い学生がたまにしかこないような会社に入社する。これは当たり前の話であるし、優秀な人間の中に割って入れるほどの学生は一握りである。もちろんFラン学生のすべてがダメと言っているわけではない。大学だって高校か二十歳くらいまで勉強に努力を重ねてきたかで入学が決まるわけであり、その能力は結局のところ就職活動にも反映されることが多いのである。
私も給料が高いわけではないが、なんとかゴハンを食べていくこともできる。借金もわずかであり暮らしていくのにそれほど不自由しない。
もちろんもっと贅沢をしたいという欲求はあるものの、挑戦して失敗するよりも社内ニートとして色々なことをかわしながら生きていくのも悪くはないのかなと思います。