「〇〇社は不採用でした。だめでしたぁ!」
「まじかぁ!」
マズいです。22卒の就職活動がピンチです。
現時点で少なくとも一人二人内定がもらえているのが通常なのですが、コロナの影響もあり、就職活動に大きく影響がでているようです。
大体最初の選考で、学力検査や性格検査+面接(リモート面接含む)なのですが、そこでお祈りメールをもらってしまっています。
大手の就職活動は3月前にすでに始まっており、最初の就職試験が絶賛実施中です。就職説明会という名称であったりしますが、SPI等は行われていて面接はウェブ面接である場合と対面の場合といまのところ半々です。
2022年3月卒業の予定の学生を22卒と呼びます。今までは3月情報解禁、6月選考開始という取り決めがありましたが、ここ数年は3月からの選考開始が当たり前の様に行われてきており、業界によっては早い内定の学生は前年の12月に内定がでていた学生もいたほどです。それはさすがに早すぎですが、2月に内定している学生もめずらしくなかったのが現状です。就職活動に時期については、22卒から経団連(日本経済団体連合会)主導であったのが政府主導に切り替わっています。政府主導でも今までの「3月情報解禁、6月選考開始」を維持することが建前になっています。
情報弱者であるFラン大学生やその保護者は、情報ソースがスマホかTVであることが多く、就職活動の情報など日常生活の中で調べることがほとんど無いので、「ああ、6月選考開始ならゴールデンウィークが終わったくらいから動けばいいか。」などど考えてしまいます。そんな情弱集団を就活に向かわせるために大学の教職員はわりと早めに就職活動を始めるように指示するのですが、情弱中の情弱のFラン大学の学生の多くは中々動きません。
それでも数人は2月には選考に挑戦して何人かは内定がでるのが現状です。21卒の場合は4月5月が新型コロナウィルスでほぼ選考が止まってしまったため、単純に比較はできませんが、2月3月に選考を行った会社については普通に内定がでていました。学生の就活への取り組みがはやく、会社が3月中に選考を行ったところはここ数年とおなじように内定が比較的簡単にでていました。21卒はそれでも私の所属する業界は人手不足であるため、運輸や観光ほどのダメージは受けず、就職希望の学生は最終的にはほとんどが内定をもらえました。
今年(2021年度)の就職活動はどうやら様子が違いそうです。
例年ほとんど関係が無いといわれていたSPIなどの学力検査や性格検査で最初の選考をクリアできない学生が続出しています。
可能性としては二つあり、企業が内定人数を絞りだしていることが挙げられます。もう一つは、不況になるという想定の元、優秀な学生が通常では視野に入れていない企業も内定確保のために受けてきて、その影響を我がFラン大学の学生がまともに受けているのではないかということです。
いくつかの企業の採用担当者と面談して本音を聞くと、学力検査は気にしないという意見が圧倒的です。(Fラン大学の場合です。)
回りの学生よりも圧倒的に低い成績の場合は落とさざるを得ないので、就職活動に挑む22卒のFラン大学の学生は、SPI等を勉強するか、SPIを実施してもほとんど選考の参考にしない企業にするかの選択を迫られそうです。