年度末に大量の引越需要?集合住宅界壁問題

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レオパレスの施工不良問題

2019年の年度末は、レオパレスの施工不良物件が界壁が無い物件が表ざたになったことにより、引越難民の大量発生が予想されます。
界壁が無い状態なのを見逃していたのはどこなのか、すでに答えはでているようですが、大体こういう時は現場に責任が押し付けられます。
本当は役員レベルまでわかっていたことではあるが、それでは会社の体裁が保てないので、知らなかったことにすることで責任逃れをすることはよくあることです。

株価もピンチ


会社で出世するのは営業畑の人が多いので、技術的な部分に疎かったりする場合もありますが、会社全体で違法な状態を放置していた方が世間からは冷たい目で見られるので、どうしても上層部は知らない。今後は改善するというところが落としどころになります。今回の件は施工不良というよりも違法建築の方が正しい表現だと思うのですが、どこまでの人間が意図的にしたかわからないため、施工不良となっているのでしょう。

レオパレスの株価も連日急落で、2018年年末のアメリカ相場の乱高下による影響はレオパレス株は少なかったのですが、600円に届きそうなところでから、ニュースにより大きく取り上げられ、連日急落しています。2月20日現在で、205円と直近からも1/3程度になっています。
ちょっと買ってみたくなりますね…。(絶対落ちるナイフ)

界壁が無いと火災の時に危険!

界壁というのは、集合住宅などで、隣の音や火災などを伝わりにくくするために設ける壁です。この壁は音の様に振動で伝わる性質や火災を遮るために、基礎から天井まで必要になります。隣に壁が無い状態ではすぐに火災が広がってしまうので、延焼すぐにとなりに行かないように設けます。天井にも壁がなければ、危険性が高まるのはわかることでしょう。

火事はいつ発生するかわかりません。なので、ばれてしまった以上、早急に対応しなければならないのは企業としてしょうがないのでしょう。でも、さすがにこの時期にすぐに引越し先を決めて移動しろというのは該当する人には災難でしょう。どの程度費用を持ってもらえるのでしょうか。

ライバル業者にはチャンスかも

他の不動産関係の企業にはこれは大チャンスにつながるのではないでしょうか。2月から3月にかけては、自社の大忙しでしょうが、4月以降も尾をひきそうな様子です。自社の手続きが収まる4月以降でもレオパレスの退去が長引くようであれば、参入してくるでしょう。儲かるのは不動産業か輸送業か、どの企業になるのか、レオパレスの株価も含めて気になるところです。

あまりニュースになっていませんが、退去の時は費用はレオパレスが当然もつのでしょうか?大家がもつのでしょうか?
「かぼちゃの馬車」の事件もそうですが、最近不動産業でトラブルが多いです。好調にみえる企業の落とし穴に注意したいですね。

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