IPO投資のメリットデメリット

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IPO投資とは

IPO(Initial Public Offering)とは日本語で「新規上場取引」とか「株式公開」と呼ばれ、企業が市場に自社株を公開することを指します。市場に公開するときには、その企業の株式を取得している株主は少ないので、事前にこれから上場する株式を買い、値上がり益をねらう投資方法です。


・メリット:値上がりが期待できる。(期待リターンが大きい)
・デメリット:当たらない。損失が出ないわけではない。


すでに上場している株は証券会社を介していつでも購入できますが、IPO株については、だれでも公開前に購入することができるわけではありません。
では、そうやって株式を購入できるかといえば、証券会社が公募をし、抽選にあたれば購入が可能になります。
公開前のIPO株は上場直後、値上がりすることが多く非常に人気になってきています。PO投資は儲かる可能性が高い投資です。それを狙って公募に応募し株式を購入し、上場開始日をねらって売り抜ける方法をIPO投資といって戦略の一つになってきました。

簡単には当たらない

可能性が高い分、競争率が高くなり、そう簡単に当たらなくなりました。
さらに、事前の購入価格よりも市場公開時の初値が低い場合があります。この場合はすぐ売り抜けてしまうと損失となってしまいます。
2018年の年末はニューヨークダウが乱高下した影響で日経平均も大きく影響を受け、ある程度はやむを得ないのですが、その最中に上場したソフトバンクは初値が売り出し価格に届かず、孫会長だけが勝者だ、と言われてしまっています。

損失が生じる可能性があるとはいえ、それでも優良IPO株に当たった時の利益率はそれなりにおいしいのが現実です。あまり期待を寄せ過ぎずに、比較的当選確率の高い宝くじに挑戦するつもりで挑んでみてはいかがでしょうか。

ちなみに私は2018年はソフトバンク含めて3銘柄が当選しましたが、いずれも公募割れで損失がでています。地合いが悪かったとはいえ、悲しいです。
IPO銘柄は、担当幹事会社と言われる証券会社がその会社の上場の手助けをする会社を決めて行われます。上場を幹事会社と打ち合わせしながら上場のスケジュールを建てていきます。
私が以前勤めていた会社は、1年後に上場だ!といっていたのですが、折悪しくリーマンショックの不況に突入し、下手をすると会社の存続危機、とまでいきました。それから何とか持ち直して2年ほど前に無事上場できたようです。一時期は結構値上がりしましたが、最近では最高値の半分以下になっているようです。それでも公募価格よりは2割ぐらい高いところにいます。

IPOに強い(取り扱い数が多い)証券会社

IPOの株数の割り当てが行われるのですが、もちろん幹事会社が最もその株の売り出し数を多くもつことができます。
IPO株は儲かる可能性が高いので、みんな欲しがります。
証券会社はできるだけ自分の優良顧客に割り振るようにします。また、その状況を逆手にとって完全抽選をアピールする証券会社もあります。

2019年1月現在では、大和証券とSBI証券の2社の証券会社の口座を開設していますが、もっと多くの証券口座を開いて対応するのがIPO投資のセオリーにはなっています。ただ…資金があまりないので、たくさんの口座をもっても分散されてしまい、どっちつかずになる可能性があるので、考えています。

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