丸パクリなESの志望動機は避けよう
就職活動時にはエントリーシート(ES)を書く必要があります。
エントリーシートは、意外に早めに準備しなければいけないものであり、準備が不十分な学生の場合は、大したものが書けるはずがありません。
たまに、再就職や最初のエントリー時などで、たまたま志望動機を書くところが無いからといって考えてこない志望者がいるそうです。大学生にも社会人にもいるとのこと。
その会社に入社する気が無いのかよくわかりませんが、最低の事を調べられない人間と一緒に働きたいとは思われないので注意してください。
特にレポートや卒論も含めてウェブの情報をコピペで乗り切ってきたような底辺学生がこういう時でもウェブで得られた情報でエントリーシートをお気楽に書こうとします。
大体こういうサイトで書かれていることは、どうとでもとれるようなことしか書いてなく、あまり参考になりません。
本当に形式だけのエントリーシートでよい企業であれば問題無いのですが、応募者が多く集まる人事担当者や面接担当者の気持ちを考えてみてください。どれもこれも同じような志望動機で、優劣のつけようがありません。応募者個人がどう思ったかがまったく書かれていないのです。
あたりさわりのない、誰でもどの分野でも通用するような文章の後に、そういうわけで私は貴社に入社したいと考えました、といわれても面接官も困ります。
志望動機のところだけは何とかその志望企業の分析をした結果でなければなりません。的外れなことを言うと冷笑されながら面接することになります。
SNSで憂さ晴らししてもしょうがないので、事前に準備しましょう。
応募企業のホームページは必ず確認
最初は応募企業の情報集です。おそらくどこの企業もホームページをもっているはずなので、そこで経営理念を調べましょう。ついでに資本金と前年度の年商がのっていれば、それも確認しておきます。
同業他社と差があるのか、同じくらいなのかも覚えておいた方がよいです。
会社のスローガンなどは一般社員はあまり重要視していませんが、役員の人たちはスローガンを重要視していることがあります。
経営理念は取締役社長が一生懸命考えた言葉であることが多いので、最終の役員面接では効き目があることがあります。
何故自分はその業界で仕事をしたいのか
自分がなぜその業界を目指そうと思ったのかを考える必要があります。
インターンシップの体験を通じては一番簡単ではありますが、インターンシップを通じて何を学んだのかというのが重要です。
自分の体験と関連して動機は作る必要があります。
まずは、業界に興味をもったきっかけです。自分がどういう経験をしたことによって業界に興味をもったのか書いておくと分かりやすいです。工学部などの業界に特化した学科の場合で、求人がきている企業であれば、大学の学科で学んだことを生かすということで問題は無いです。
全く違う分野の場合は、アルバイトや企業研究をして行く内に希望分野に興味をもった、という流れになるでしょう。志望動機は必ず聞かれるので、よく練りこんで考えるべきです。
志望動機には自分の個性がでるように
面接の時間わずかですが、性格が明るいとか暗いとかはわかります。ハキハキと答えた方が好印象ですが、自分の個性をエントリーシート上でも表現してください。
元々が陰キャであるのに無理に陽キャを演じる必要はありません。自分の個性が相手に伝わることを優先してください。
ある程度まではひな型にしたがって文章を作成してもかまいませんが、何か一つ自分らしいエピソードを交えて作成してください。「あなた」の個性を表現すればいいのです。それだけで凡百のコピペ志望動機と差別化ができます。
志望動機作成のフロー
【自分の体験を踏まえた業界に興味をもったきっかけ】
↓
【その業界の中で志望会社の企業理念や特性を調査】
↓
【共感して、ぜひこの会社に働きたいと思った】
同じ分野であれば、使いまわせることもあります。
まずは一つ自分専用のひな型を作成してみましょう。